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さあ、気ちがいになりなさい [本と雑誌]


さあ、気ちがいになりなさい (ハヤカワ文庫SF)

さあ、気ちがいになりなさい (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: フレドリック ブラウン
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2016/10/21
  • メディア: 新書



今月のSFノルマはフレドリック・ブラウン。

この作家は長編も好きですが、短編はより好きなので、この短編集も面白かったです。

収録されているのは、SFはもちろん、神話のような話や、奇想天外な逆説ミステリとも言えそうなものまで、ブラウンらしいバリエーション豊かな内容となっています。

またバリエーションだけでなく、ある短編では人類を素晴らしいものとして描いたかと思えば、別の短編では人類を取るに足りないバクテリアのようなものとして描いたりと、価値観のジェットコースターに揺られているかのようなとんでもなさもありました。

表題作の「さあ、気ちがいになりなさい」は、中編と言えるボリュームの作品。

現代のアメリカに、精神のみの転生を果たしたナポレオンが、彼の視点から、彼の末路を語るという筋の話。

精神転生の謎を解き明かす話かとおもいきや、話はあれよあれよと、みるみるスケールの大きな話に展開していき、最後はタイトル通りの台詞で締めくくられるという、ブラウン御大の名調子がさえわたる作品で面白かったです。

他に印象に残ったのは「みどりの星へ」という短編ですね。

宇宙船の事故で、未開の惑星にたった一人残された男が、地球の緑を狂おしく恋焦がれながら救助を待つ話でした。

この世界では、緑の色彩を持つのは、宇宙広と言えども地球しかなく、遭難した惑星でも紫色ばかりの色彩に苦しめられながら、わずかな希望を頼りにサバイバルを続けていくのです。

そんな彼のもとに、奇跡的な偶然から、救助の船がやってくるのですが・・・

なんとも鮮烈な印象を与えられる話でした。


ブラウンの短編はやはり面白いですね。また本を探して読んでみたいです。

良い読書でした。
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明日から週末休みー [雑記]

イベント目白押しな週末ですが、お仕事ですっかりお疲れモードでもあるので休養もしっかりとりましょう。

懐具合がまだ寂しいのが難点ですが、楽しんでゆっくりしますー
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2月は何やかやイベントがありますな [雑記]

今週末は言わずと知れたコミティア

https://www.comitia.co.jp/

今回は西ホールの上下で開催という変則モードなので色々悩ましいですが、楽しんできたいです。

懐具合的に予算も絞らざるを得ないんですけどね。それでもいつものサークルさんの本は揃うはず。

同じく今週末から、大好きなガラス作家さんの個展が銀座であります。

http://blog.goo.ne.jp/cocoroiro23

こちらもお買い上げできるかはかなり微妙ですが、素敵なものに出会いたいですね。

今週からは三越艦これのコラボも

http://mitsukoshi.mistore.jp/onlinestore/shops/kancolle/index.html;jsessionid=6Y27Y2pTymNSMKxGBKycNJG2VdNnQrdP5Yjzmx8C2rhn2Q51LM4p!1011090097

結局欲しいものは手を出しあぐねているうちに売り切れたので今回散財はしませんでしたが、催しは楽しんできました。写真ばしばし撮って来たよー

月末は浅草橋ミネラルショーです

https://www.mineralshow.net/contents/category/asakusabashi/

他にも小規模なミネラルショーが2個ほどありますが、全部は回り切れないだろなー


色々と楽しみではありますが、正直財布が追いつきませんわー

鎌倉に梅も見に行きたいし。さてはて。

色々やりくり考えましょうー
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#艦これ 三越コラボー [アニメ・コミック・ゲーム]

会社を気合で定時あがりして、三越まで足を延ばしてきました。

IMG_5844.JPG

今回はバレンタインの催事場の一角に位置していたので混雑半端なかったです(笑

鳳翔さんの包丁が欲しいなーと思ってて、現物見てみたらやっぱりいい出来でして。

iPadでオンラインストア見たらまだ在庫あって、帰る道々買おうかどうしようか悩んでいましたが。

帰宅したら売切れてました(笑

来月1.5諭吉の引き落としがあると色々厳しい財政事情なので悩んでましたが、売り切れてよかったような、残念なような。

もし後段作戦で再版されたら、次は買いたいなあ。

他にも欲しいものはありますが、あらかた売り切れもしくは手の届かない値段なので、今回は散在しないで済みそうです。

これだけ売り切れがあるなら、次回にも期待できるでしょうし、お楽しみは次回まで。

今回は、次のミネラルショー向けに、前回の三越で買った榛名のカーディガンを着ていくことで満足しておきます。

あーミネラルショーも楽しみだなあ。

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明日から #艦これ と三越のコラボですねー [アニメ・コミック・ゲーム]

毎回楽しませていただいております。

今回も、ラインナップにはいくつか気になるアイテムが。

とはいえ再就職直後の今の直、出費は抑えたいところです。

とはいえとはいえ、欲しいなー、いいなーと思うアイテムはあるわけで。


悩ましいですね(笑


今回の品物では、鳳翔さんの包丁が一番欲しいです。

1.5諭吉飛ぶから、買うかどうかは考え物ですが、明日以降、店頭で実物が品定めできたら小悪露動いてしまう危険性がありますなー。

明日できれば提示上がりして三越まで行ってきたいなー。

さてはて、どーしましょ(悩むのも楽しいのです
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週末はコミティアですねー [雑記]

楽しみにしていた割には、気が付いたらもう、という感じです。

今回は予算少なめで行くことになるのですが、それでも楽しみなことには変わりなく。

日々お仕事でお疲れですが、コミティアの翌日は祝日ですし、色々と発散する心持で参加して来ましょう。
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実録!歯茎が痩せて歯科医に診てもらった際に言われた衝撃の真実! [雑記]

昨日のことですが。

昨年8月ごろ、資格試験の勉強に打ち込んでた時にも一度相談した、歯茎の痩せというか、いたいというか。

その時に見てもらった時は、治ってきている、との診断だったのと、実際暫くは問題なかったのでそのまま過ごしておりまして。

昨年の暮れごろ、面接連打落ちで追い詰められていた頃から、またぞろ歯茎が痛くなって、薬用歯磨き変えて晴が引いた理を繰り返していたので、昨日は医者にもう一度見に行ってみました。

俺「かれこれそういうわけで歯の根元とか見えてるんで心配で」

馴染みの歯科医「ははあ、なるほど。」

俺「あとまあ年齢的にも、半年に一回ぐらいは診てもらいたいですし」

歯科医「では拝見」

俺「どすかね」

歯科医「…これ、歯茎は問題ないです。むしろ歯が痩せてます」

俺「…は?(カルシウムの不足とかかしら)」

歯科医「歯磨きの後からすると、よく磨いてくれているみたいですけど、磨きすぎですねー。」

俺「はあああーーー!???」

歯科医「無一文さん、いつも拝見すると歯磨きは丁寧にされていて問題ないんですけど、力入りすぎってよく言いますでしょう。男性ですし、5本指で歯ブラシもって力入れて磨いてるのが良くないですねー。喚は三本指でいいです」

俺「マジデスカ」

歯科医「マジです。」

俺「まさかの自滅フラグ」

歯科医「でもこのタイミングで診せてくれたのは良かったですね。ともあれ、歯の根元のところ、しみるでしょうから塞いじゃいましょうー」

その後、治療と歯磨き指導を受けて帰ってきましたが、いやはや。


自分ではストレスか歯周病か、はたまた年齢の成果とかいろいろ考えていたのですが、やはり自分で判断しちゃだめですねー。

歯のトラブルは、早めに歯科医に見てもらうのが良いですね、と改めておもったお話でした。
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今週はくたびれました [雑記]

色々忙しゅうてエネルギーを使いました

週末は医者ぐらいしか予定ないのでゆっくりしよう

あーでもでも鎌倉に蝋梅見に行きたいなあ。写真撮りたい―
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シカゴ・ブルース [本と雑誌]


シカゴ・ブルース (創元推理文庫 146-15)

シカゴ・ブルース (創元推理文庫 146-15)

  • 作者: フレドリック・ブラウン
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 1971/01
  • メディア: 文庫



僕が読んだのは、昨年の神田古本まつり(http://tenkamutekinomuichi.blog.so-net.ne.jp/2017-11-03)で仕入れてきました1971年版の初版なので、リンク先の新装版とは違うのですが。

フレドリック・ブラウン御大のミステリ作品。

タイトル通り、犯罪都市シカゴを舞台にした、スリルとサスペンスの読み物です。

主人公は、活版印刷工の見習いとして働いているエド・ハンター青年。

彼の父親が、シカゴの裏路地で、何者かに殴り殺されたところから、物語は始まります。

復讐に燃えたわけでもないですが、彼は自分でもよくわからない衝動に突き動かされて、遠くのサーカスで旅芸人をやっているアム叔父のもとのその晩のうちに向かい、父の死を報告。

アムは、弟であるエドの父の犯人を突き止めるため、エドと共に事件を追い始めるのです。

この物語には、よくあるような名探偵や、スーパーコップのようなヒーローは登場しません。

エドもアム叔父も、アメリカ下層階級で這いずるように生きている、普通の人です。ですが、ハンター家の者、という一言を胸に、猟犬のような執念で事件を追い続けるのです。

それはそれほど長い期間ではありませんでしたが、ごく普通の、朴訥な青年であったエドが、一人前の男として急激に成長する一週間でもありました。

最終的には、ミステリらしく、意外な事件の真相が語られますが、それは決して痛快なものではなく、むしろ後味の悪い、やりきれないものであります。

ですが二人とともに事件を追っていた読者にとっては、其れよりも重要な何かが、この物語には秘められていることに、もはや疑問の余地はないのです。

全編昏く、泥臭さの漂う物語ですが、そこには確かに人の生きざまがあり、命がある、損な物語でした。


面白かったです。良い本でした。
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