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恐怖の谷(角川版) [本と雑誌]


恐怖の谷 (角川文庫)

恐怖の谷 (角川文庫)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2019/10/24
  • メディア: 文庫



いつのまにか角川版の続刊が出ていたのでのんびり読んでました。

創元推理社判に比べると文体が柔らかいのが角川版の特徴ですかね。

ワトソンの語り口から、いかにホームズを憎からず思っているかが読み取れるのがなんとも良いです。やはりこちらの訳は耽美な雰囲気があるな。

本作は時系列的にはホームズがライヘンバッハの滝に消える前の話なので、かのモリアーティの名が随所に出てきます。

ホームズ復活劇の後の著作なので、あの谷の話で突然出てきたモリアーティに強い裏付けがつけられているのが、ロマンを掻き立てます。

モリアーティはホームズに負けず劣らず魅力的なキャラクターですから、こうして掘り下げられるのは読んでいて本当に楽しいですね。

物語は恐るべき奇怪な事件の謎解きが前半。後半はその事件の背景となった、過去の恐ろしい出来事が描かれる二部構成になっています。

どちらにもヒーロー訳が登場するので、1冊で二度楽しめる良い作品です。

多分ホームズシリーズの中では、この話が一番好きかなー。

お勧めです(^^
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十月の旅人 [本と雑誌]


十月の旅人 (ハヤカワ文庫SF)

十月の旅人 (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: レイ・ブラッドベリ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2016/04/07
  • メディア: 文庫



今月のSFノルマはレイ・ブラッドベリ。短編集です。

1編だけ既読のはありましたがそれも含めて面白かったです。

ブラッドベリは、どこか子供という生き物を、異次元の理解できない要素と見ている感じが前からしているのですが、本集でもそういった短篇があり、なかなかに興味深く。

彼から見ると、大人とは違うロジックで動く子供という生き物は宇宙人に人細工、ましてやかつては自分もその子供だった、という事実に、何か強迫観念のようなものを抱いていたのではないかしら、とか思ったりします。

なかなかに興味深い読書でした。
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暗黒星雲のかなたに [本と雑誌]



12月のSFノルマはアイザック・アシモフ。まあ12月と言いつつ、のんびり読んでいたので今月までかかっていますが。

あらすじは、よくあるヒロイックスペースオペラに見えますが、視点が様々な人物に移り変わる群像劇で在り、銀河を支配する帝国と、それに太鼓するべく「反乱軍の星」と力となる「古文書」をめぐる旅路が描かれています。

特に古文書のくだりが、なんともアシモフらしくて素晴らしい。最後の最後まで展開が目まぐるしく変わり、陰謀と虚実が入り混じる展開は目が離せません。

多分何を言ってもネタバレになる類の小説になりますね。呼んでいただくのが早いかと。

非常に楽しい読書でした。
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宝石鑑別ハンドブック [本と雑誌]

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宝石鑑別ハンドブック

宝石鑑別ハンドブック

  • 作者: リチャードT.リディコートJr.
  • 出版社/メーカー: AGT
  • 発売日: 1977/12/20
  • メディア: 単行本



先日の神田古本まつり(https://tenkamutekinomuichi.blog.ss-blog.jp/2019-11-03)で拾ってきた宝石の教科書を、ここ半月ぐらいかけてのんびり読んでおりました。

世界に名高いGIAの本なだけあって内容は実務的で堅実。

カラーレススピネルの鑑別手順を目当てに読んでいたのに、肝心のカラーレスストーンの章で「カラーレスのスピネルは非常にまれなのでここでは解説しない」と一行で終わっていて思わずツッコミ入れたりはしましたが(笑

まあ他の章に書いてあるので問題はないです。

自分にもできそうな鑑別手段ということで、複屈折のジルコンにはダブリングという光学現象があり、単屈折のスピネルにはないなど、得るものは多かったです。今度見比べてみるかね。

この辺読んでいたので、週末の東京ミネラルショーでは、倍率の高いルーペを仕入れたりしていました。

とてもエキサイティングで楽しい読書です。

GIAの鑑別過程に入らないと手に入らない本ですが、古書市場には出ているようなので、ご興味のある方はその辺探してみてはどうでしょうか。
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風景の石パエジナ 山田英春 [本と雑誌]


風景の石 パエジナ (不思議で奇麗な石の本)

風景の石 パエジナ (不思議で奇麗な石の本)

  • 作者: 山田 英春
  • 出版社/メーカー: 創元社
  • 発売日: 2019/11/19
  • メディア: 単行本




僕がパエジナストーンにはまるきっかけとなったコレクター。山田英春さんのパエジナ写真集、と聞けばまあ買わずにはおられまいよ。

ということで発売を楽しみにしておりました(^^

イタリア・トスカナ地方で採取される大理石。それをスライスすると、得も言われぬ、天然の絵画の世界が広がっております。

パエジナという石自体、買おうと思うとなかなか出会えなかったり、効果だったりするので、これ1冊で景色の良いパエジナの沢山堪能できるのはお買い得と思いますね。

最近知ったばかりの、紅い景色の描かれるパエジナも掲載されておりまして垂涎です。

パエジナ以外にも風景石が紹介されているので、他に好みの石を見つける一助ともなるでしょう。

石好きならおすすめの一冊です。
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テレポートされざる者 [本と雑誌]


テレポートされざる者 (サンリオSF文庫)

テレポートされざる者 (サンリオSF文庫)

  • 作者: フィリップ・K・ディック
  • 出版社/メーカー: サンリオ
  • 発売日: 1985/07
  • メディア: 文庫



今月のSFノルマはフィリップ・K・ディック。

往年のサンリオSF文庫で読んでみました。

遠い未来。恒星間をテレポートできる装置が開発され、他の惑星に植民が始まっている時代。

奇妙なことに、そのテレポート装置は一方通行。行った先から送られてくるのはビデオと通信のみである。

これに疑問を持った、てれぽー装置により稼業を失った借金間みrネオ主人公は、最後に残った会社の資産である大型宇宙船で、テレポート装置に頼らない宇宙旅行による植民性への東拓を計画する。しかし、それには多くの障害が立ちふさがっていた。

テレポート装置と恒星間宇宙旅行の比較というテーマかと思いきや、様々な権謀術数に、薬物による奇妙な幻覚。がなり立てるプロパガンダといったガジェットが、どうにも不可思議な世界を折りなおしております。

万華鏡のように目まぐるしく変化する視点と場面は、読者を幻惑していきます。なかなかにエキサイティングな本でした。

ディックって、あんまりかっちりしたプロットを組むわけではなく、思い付きと気分で文章連ねてるんじゃねえかなあと思う時がありますが、この作品はその真骨頂ともいえるかもしれません。

場面の転換が極端で、前後のつながりがよくわからなくなるのは、伊としているのかそういうものなのか。

読者をけむに巻くようにも見えますが、最後まで読んでみるとウウム、そういう結末か、と驚かされる物語でした。

最後まで投げっぱなしジャーマンなのはなんだかすごいです。

なかなか新鮮な読書でした。
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神田古本まつり [本と雑誌]

明日までですね

先日はついでで訪れたので戦利品なしでしたが、今日はゆっくり。

といってもほんとは明日の最終日に行くつもりが、弟に「カレーグランプリやってるの今日までだから行くなら今日だよ!」とそそのかされて、急にいくことになったのでおめかしとか全然でしたが(><

もちっといいもの身に着けていきたかったなあ。ほぼすっぴん

ともあれ今回は、ゆっくり見れたのもあり、買い物も上々。ちょっと買いすぎましたか。

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いつものSFと、100円棚で見つけたモース先生の本(大田区民としては買わない選択肢はなかった)

あと、今回こそは鉱物関連の本が欲しいと思って石友にお見せ聴いて探しに行き、宝石の艦別ガイドを発見。歓喜の入手です。

この本、確か昨年だかの古本まつりでもみかけてて、高かったので見送ったのですが、今回奇跡の再会を果たせました。

石友に感謝です。

さっそくさわりを読み始めてますが(何で分厚いハードカバーで専門書なので読むのに根性がいる)これまで点で知っていた鉱物知識が一気に線で繋がるのは相当快感ですね。

スピネルとダイアモンドは同じ等軸晶系なので、結晶系も似ているのかもとか、たぶん後の方でちゃんと出てくるでしょうが。

思ったよりエキサイティングな読書になりそうでわくわくしてきました。大事に読んで勉強しよう。

カレーグランプリの方も、すごい人出で大変でしたが結構楽しめました。欲を言えばもっと辛いカレーのラインナップが多いと良かったですが。

大分楽しい休日でした。体調戻り切ってないのに出かけたので倍疲れました(苦笑

明日はゆっくり養生します
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幻の動物たち(下) [本と雑誌]


幻の動物たち―未知動物学への招待〈下〉 (ハヤカワ文庫NF)

幻の動物たち―未知動物学への招待〈下〉 (ハヤカワ文庫NF)

  • 作者: ベカエール 直美
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1987/11/01
  • メディア: 文庫



今月のSFノルマはジャン・ジャック・バルロワ。先月に引き続き、SFというよりオカルトよりですが。

今回はネッシーと並ぶUMA、ビッグフットを始める、類人猿、あるいは人類?に大きく紙幅が割かれております。

上巻の、怪物ともいえる生き物たちから翻り、あるいは自分たち人間の隣人、あるいは猿類とのあいの子、といったたぐいの、様々な道動物たちの紹介と考察には妙な親近感を覚えます。

そういった近いような遠い親戚のほかには、マンモスや、猫類の獣の紹介も多数されています。

マンモスのくだりなどは、クローン技術によるマンモス再生という、当時話題になった最新の技術的生物学的挑戦も紹介されており、筆者の博学ぶりがうかがえました。

上巻のようにわくわくする感じとはまた違った、なんというか親しみやすい感じの内容でのんびりするっと読むことが出来ました。

大変楽しい読書でした。おすすめ。


さて、これでまたSFの在庫が尽きたので次のを探しに行きませんと。

教から催されている神田古本まつりで、また古いSFを漁るか。あるいは新作を探索するか。

どちらも魅力的ですねえ。

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幻の動物たち(上) [本と雑誌]


幻の動物たち―未知動物学への招待〈上〉 (ハヤカワ文庫NF)

幻の動物たち―未知動物学への招待〈上〉 (ハヤカワ文庫NF)

  • 作者: ベカエール 直美
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1987/11/01
  • メディア: 文庫



今月のSFノルマはジャン=ジャック・バルロワ。

今回はちょっと変則的に、SF述べるではなく、UMA追跡考察本です。

SFというよりオカルトの分野ですが、これはこれでSFかなということで選びました。

オカルトというと眉唾な内容に思えますが、本書はオカルト扱いでUMAを見るのではなく、数々のレポートや周辺の地勢、生息している生き物などの情報w総合的に鑑みて、現実的な視点でUMAの正体を追う内容となっています。

厚真割れている動物は、クラーケン、モササウルス。発見されたシーラカンスを始めた気にわたりますが、情感で大きく至福を取っているのは、やはりネス湖の怪物、ネッシーです。

先日行われたネス湖の湖水からのDNA解析ではネッシーに類する爬虫類はいないとの中間報告が出ていますが、ウナギのDNAは出たという話だったので、本作で触れられているネッシーの正体も、そう的外れではないのかな、というあたりが面白いです。

昭和62年ですから相当古い本なのですが、理性的に考察されていることの証左と言えるでしょう。

物語ではないので退屈に思えてしまう部分があるかと思い来た、意欲的に収集された多くのデータや目撃証言、証拠と言えるものの行方など、非常に液しあてぃんぐな内容で驚きました。

いえぶっちゃけ舐めてかかって読み始めたんですが相当面白かったです。

良い読書でした。下巻も読むのが楽しみです。
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トータル・リコール [本と雑誌]


トータル・リコール (ディック短篇傑作選)

トータル・リコール (ディック短篇傑作選)

  • 作者: フィリップ・K・ディック
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2012/07/05
  • メディア: 文庫



今月のSFノルマはフィリップ・K・ディック

ディックの本は波長合わないことも多いのですが、今回の短編集は妙にしっくり来て楽しめました。

映画として大ヒットした、トータルリコール、マイノリティレポートなどの原作を収めた短編集。

日常のどんでん返しや、冒頭で提示した前提をひっくり返したりというのあたりの作品が多いのはディックらしい(と言ってもそんなにたくさんは読んでませんが)感じ。

表題作のトータルリコールは、エンターテインメントとして夢・記憶のねつ造を見せるところから世界が変わっていく展開などは、寺沢武一先生のコブラ第一話をほうふつとさせますが、何かしらの影響を受けているとかって話はあるのかなあ。

マイノリティ・レポートのアイデアなどは実に秀逸で、結末に歯息をのむインパクトがありました。

非常に楽しい読書でした。また読もう

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