SSブログ

石が書く(新装版) [本と雑誌]


石が書く

石が書く

  • 出版社/メーカー: 創元社
  • 発売日: 2022/08/26
  • メディア: 単行本



内容の感想に関しては、旧版手に入れたときに書いたので。(リンク
再読して改めて、という感じです。

再読と言っても、訳者も変わりましたので色々違うのですが、読んだ感触としては、旧版とそれほど差異は感じません。自分はシャーロック=ホームズなどは角川版と創元推理社判と読み比べてますが、あれほどの雰囲気の違いは無いですね。

中古市場で大分プレミアがついてしまった旧版と違い、手に取りやすく、内容は遜色ないということで純粋に読みたい方はこちらがが良いと思います。

再版の企画を進めてくださった山田英春さんは模様石の収集家として有名ですが、その原点がこの本であったそうで、思い入れはひとしおだったそうです。
その熱意がこうして実を結んだことは、鉱物を愛好する一人として大変うれしく思います。本当にありがとうございました。

カイヨワの視点で見る模様石は普段自分がやるような、何々に見える、といった「見立て」とはまた一線違っていて興味深いです。
人の手で描かれた絵画と、自然が作り出し、見るためには切断研摩を必要とするこれら模様石とを真正面から比較し論じるというのは、なかなか自分では持てない視点ですので面白い。

お勧めの1冊です。

nice!(0)  コメント(0) 

BRUTUS(ブルータス) 2022年 9月15日号 No.969 [本当においしいドーナツ] [本と雑誌]


BRUTUS(ブルータス) 2022年 9月15日号 No.969 [本当においしいドーナツ]

BRUTUS(ブルータス) 2022年 9月15日号 No.969 [本当においしいドーナツ]

  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2022/09/01
  • メディア: 雑誌



なんだか無性に甘いものに癒されたいなあ、と思ってた時にツィッターで流れてきたので読んでみました。
前に読ませていただいた「珍奇鉱物」が面白かったので、だいぶ期待しつつ。

やはり期待するのは、美味しいドーナツのお店の紹介ですが、関東を中心に日本全国にわたった紹介件数はさすがの圧巻。全部GoogleMapさまに登録させていただきました。近くに出たときは是非買い求めたいと思います。
一軒一軒の紹介も丁寧で、短いながらも特徴をきちんと書いてくださっているので、好みかそうではないかの手助けになりますね。こういう丁寧な記事づくりには好感が持てます。

ドーナツの歴史や、「穴」にまつわる四方山話は、単なるグルメ特集に収まらない、ユニークなエンターテインメントとして楽しいです。

そして「基盤」として大きく取り上げているのが「ミスタードーナッツ」!
アーティストや文筆家のコメントやエピソードなどを添えて大分大きく取り上げてらっしゃいます。
最近自分で買うようになるまで、あまり関心は無かったのですが、やはりミスドは凄い、というのを改めて見せつけられた感じです。

写真も相変わらず綺麗で構成も読みやすく、良い雑誌でした。
お勧め。
nice!(0)  コメント(0) 

武器としての世論調査 (三春充希著) [本と雑誌]


武器としての世論調査 ──社会をとらえ、未来を変える (ちくま新書)

武器としての世論調査 ──社会をとらえ、未来を変える (ちくま新書)

  • 作者: 三春充希
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2019/06/28
  • メディア: Kindle版



のんびり読んでいた本を読了。とても勉強になり、また面白い本でした。

先日行われた、第26回参議院議員選挙の際、かねてよりの活動として、投票率向上を目指して(むなしいとは思いながらも)SNS上での投票呼びかけを行っていた際、広げていたアンテナに流れてきた三春充希さんの著書です。

三春充希さんはデータ分析の専門家として、選挙や世論調査を分析することで、今の社会を「見える化」し、よりよい未来を描けないか、模索するという研究活動を続けつつ、その結果を広く公開して下さっています。

プロフィールURL:
https://note.com/miraisyakai/n/n692c491932bf

ツィッター:
https://twitter.com/miraisyakai

少しでも選挙や政治、社会問題に興味のある方はフォローをお勧めします。

なにかと不信感や、批判のやり玉にあがる、メディア各社による世論調査。
しかし、きちんと合理的な見方をすれば、それは政治や社会の流れを見通す目となり、自分の投じる一票を最も有効に活用するための武器となることを、この本は説いてくれています。

内容としては、まずは「世論調査とは何ぞや」というそもそも論から始まり、我々が何となく数字でしか見ていない世論調査というものが、どのような構造・意味を持つのかという基本から始まります。

続いて、世論調査から見えるものとして、与党や野党への支持・投票の傾向が何に左右されているか、どのような偏りがあるか、などなど、丁寧に解説されています。

また「内容を操作されているのでは?あてにならないのでは?」と、不審を持たれる世論調査が、どういう性格を持つもので、その偏りを踏まえたうえで、どのように読み解けば、社会を見る目の解像度が上がるのか、をガイドしてくれます。

最後の章では、これらを踏まえることで、自分の一票を最も活かす方法の提案がなされています。

この本を読むと「たかが一票、されど一票」という言葉が実感をもって感じられるようになるのではないでしょうか。

自分が読んでいて特に役に立つなと感じたのは、やはり最後の章にあった情勢報道の読み取り方ですね。なんだか抽象的でよくわからんと思っていた「優勢」「一歩リード」など、独特の言い回しからどの候補者に狙いを定めればよいかが、具体的にわかる内容だったので、今後活用させていただきたいと思います。

全体として、購入した当初は世論調査の勉強のつもりで読み始めた本書が、その実、この今の暗い世の中から、よりよい未来をつかみ取っていきましょうという、力強いメッセージ、呼びかけであることに驚きました。
ロジカルに数字やグラフを駆使しながら、根底にあるのは情熱なのだなというのが読み取れて、元気をいただけたような気がしました。

大変良い読書でした。おすすめ。
nice!(0)  コメント(0) 

BRUTUS(ブルータス) 2022年 6月15日号 No.963 [珍奇鉱物] [本と雑誌]


BRUTUS(ブルータス) 2022年 6月15日号 No.963 [珍奇鉱物] [雑誌]

BRUTUS(ブルータス) 2022年 6月15日号 No.963 [珍奇鉱物] [雑誌]

  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2022/06/01
  • メディア: Kindle版



のんびり読もうかと思っていたんですが、読み始めたら面白くて一気に読んでしまいました。

「ぽっと出のファッション誌が最近の時流に乗ってお気楽に鉱物特集組んだんだろー」ってナメてかかっててごめんなさい。ガチの良本でした。

タイトルは「珍奇鉱物」でウケ狙いのようですが、鉱物収集を入り口とした鉱物趣味を幅広く取り上げた1冊です。

何が良いってまず素晴らしい写真の数々です。鉱物収集は写真撮影との闘いである側面もあるのですが、これだけたくさんの見栄えの良い鉱物の写真がそろう一冊は、早々お目にかかれません。
写真に関しては鉱物写真家への取材記事も面白いです。大変勉強になります。

鉱物ファン垂涎のツーソンミネラルショーの詳細なレポートも素晴らしい。なかなか一般の鉱物愛好家は、外国のミネラルショー、それも長期滞在をしたいツーソンショーに出かけることはできず、その様子を良くレポートしてる本もなかなかないのですが、過去読んだ本の中では最もツーソンの空気を感じられるレポートだと思いました。

一転して国内で可能なコレクションとして、ユニークなのは、国内の鉱物ショップの紹介で、単なる宣伝ではなく「推し石」を紹介してもらうことで、店ごとのこだわりを実に魅力的にまとめてくださっているのが良いですね。

鉱山での鉱物標本切り出しのレポートはまさに鬼気迫るレベルで、僕らの手元に届く標本がどのように採掘されるのか。それを博物館級の最上の標本の採集と展示までのレポートとして臨場感たっぷりに伝えてくれるのは大変勉強になりました。

知識面では、鉱物の基本的なことを入り口に、コレクションを始める際の入門知識から始まり、果ては鉱物標本の歴史ともいえるラベルに着目したページなど、それぞれ入り口ながらもこれだけ幅広く取りあげてくれる本はなかなかない。

鉱物の広がりの面では、顔料として使われる鉱物の話や、インテリアとしての鉱物との親し見方、楽しみ方も魅力的に紹介して下さっています。

それぞれ入り口のような内容ではありますが、これほど幅広く鉱物、鉱物収集、そしてそこから広がる広い鉱物に関わる世界のガイド本として無類の1冊と言えるのでは。

お勧めの一冊です。
nice!(0)  コメント(0) 

プラネタリウム番組<ソラノユキサキ>観劇日記/ギャラクシティ( @galax_city )にて [アニメ・コミック・ゲーム]

IMG_2186.JPG

足立区西新井の「ギャラクシティ」の「まるちたいけんドーム」内プラネタリウムにて、「ソラノユキサキ」という番組がリバイバル上映されている、ということで、irodori界隈がざわついています。

ギャラクシティ公式:
http://www.galaxcity.jp/

ソラノユキサキ公式:
https://www.vasa.jp/works/sora/sora.html

制作会社VASA公式:
https://vasa.jp/

作品自体は2013年公開ですから9年前のものですが、irodoriのたつき監督がキャラクターデザインなどなどで参加された作品ということが知れ渡りまして、観劇しに行くirodoriユーザーがちらほら。

お陰で上映期間が延長されまして、この連休に自分も見に行く都合がつけられましたので、観劇して参りました。

ということで、今回はお出かけ日記と「ソラノユキサキ」の感想及び自分なりの考察を少しといった内容になります。ネタバレ気にせず好きに書くので、気にする方はご留意ください。


さて、どうせ行くなら早い方がいいだろうということで、連休初日の4月29日に足を運びました。

上映は14時30分からでしたが、初めて行く土地ですし午前中にたどり着くように出発。

行ってみるとギャラクシティは駅から遊歩道を通って一本道、すぐの場所にありますね。首尾よくチケットを購入してしばし付近を散策などしておりました。

駅のギャラクシティ側には、irodori民のフォトスポットになってしまった(笑)オブジェなど(これは帰りがけに撮影)

IMG_0869.JPG

ステーキハウスの「ビリー・ザ・キッド」(営業前でした)も見つけましたが、倉田てつをさん店長の店ではないので、まあ眺めるだけで。

ざっくり歩き回って、今度は駅の反対側に歩いてみると、大きな「大師通り」と書かれた門が。そういえば駅に大師線が通っていて、あれ川崎大師からここまで伸びてるのかな?と疑問に思いましたがここの大師線は西新井大師にちなんだ名前の様子です。

歩くと結構距離ありましたが、お参りしてきました。御朱印帳持ってくればよかったなあ。

IMG_0865.JPG
IMG_0864.JPG

ほとんど終わりの時期でしたが、藤も何とか咲いていました。

寺内の掲示を見ると、骨董市と縁日だったそうですが、あいにくの雨模様で露店もほとんど幕が下りており、骨董市はやってないようでした。うーむ残念(骨董市や蚤の市を覗くの大好きなので)

ここの名物なのか、参道には草餅のお店が沢山ありました。荷物になるので買いませんでしたが、またの機会があれば買ってみましょうか。

ひとしきり散策してからお昼を済ませ、いよいよ上映時間です。

見た感じ、客層はお子様もしくは親子連れという、正しい?感じでしたが、ちらほら「大きなお友達」がいたのはまあirodoriの民だなあと思いつつ入場。

IMG_0868.JPG

映画とか見る時のいつもの癖で早々にスマホの電源切ってしまいましたが、前説によるとドーム内が明るいうちの記念撮影はOKとのことで、ちょっと失敗しましたな。
そりゃあプラネタリウムに入ったら、家族連れは記念撮影したいですよね。

上映時間は30分。話の筋としては、だいたいこんな感じ。

天文学者の父を持つ女子高生のユキは、父親の薫陶を受けた少女時代の天文好きから、父が天文台建設の仕事で海外に行きっぱなしになってしまったわだかまりのために転じて天文嫌いになっています。好きも嫌いも父親がらみというのが、思春期らしい難しさかファザコンか。

夏期講習で学校に向かう途上で、過去の自分のような天文少女の凛と出会います。ユキがうっかりこぼした天体観測の知識を聞いた凛がやたら天文の話を振ってくるのを疎ましく思い、冷たくあしらってしまいます。

夏期講習を終えた帰り道、バスを降りようとしたユキは、気が付くとチリのアタカマ山頂にいる自分に気付きます。目の前には不思議な緑の少年?の姿をした妖精が。

そして二人は地球を飛び去り、宇宙の起源までの凄まじいスケールの旅に出るのです。

ニコニコ大百科にあらすじありましたので、ご参考までに。

https://dic.nicovideo.jp/t/a/%E3%82%BD%E3%83%A9%E3%83%8E%E3%83%A6%E3%82%AD%E3%82%B5%E3%82%AD?v=sp&from=look_spver_menu

感想としては、30分が一瞬に思える、濃密な番組でした、という印象。

見に行った動機が動機なので3Dモデルにまずは目が行きますが、雰囲気としては「たれまゆ」「眼鏡」のころのirodoriモデルな印象です。
ソラノユキサキの制作開始時期がいつかはわかりませんが、公開が同時期の「ケムリクサ-同人版」より古い印象を受けました。

ユキが天文少女というのは良い設定で、短い上映時間の中で、宇宙の旅の中で目にする数々の天文学的事象への説明時間を短くする仕掛けとして機能していますね。妖精さんからの振りに対して、ユキが「知ってるよ」と返しながら短い解説を挟む展開は小気味良いです。

中盤からユキも知らない事象に入っていきますが、このあたり大人の俺でもわからん話になってきて、ただただ圧倒されて見てました。

展開としては、特にアラカマに飛ぶ辺りとか大分超展開で、上映当時の感想記事にそう言及もされている様子。
http://n-cinema.air-nifty.com/diary/2014/06/post-ebcf.html

たつきがらみで超展開に慣れてるirodori民としてはそこまで違和感はありませんでしたが(笑)これが一般の反応かもしれません。

宇宙スケールの壮大な旅から帰ったユキは、実際の時間が数秒も経っていなかったことに気付きます。

翌朝、前日までとうってかわって天文書籍を読み漁るユキの姿に唖然とするお母さん。うん、気持ちはよくわかる笑

ツィッターにも書きましたが、全編通してこの場面のお母さんの表情が素晴らしく好きですね。
物凄く印象に残ってます。

この後、アラカマから、お父さんが過労で倒れたので見舞いに来ないか、とのお誘いを受けますが、ユキは断り、自分の行くべき道への歩みをスタートさせるのです。

凛とバス停で再開したユキは、わだかまりを解消して意気投合。あの旅で垣間見た未来に向けた一歩を踏み出し始めるのでした。

主要登場人物3名に関して、自分なりに連休中あれこれ想像たくましくしてました。

なんせ番組全体でも30分、ストーリー部分は10分あるかないかという筋なので情報量が少なく、見た人の数だけ解釈があると思いますが、自分なりの解釈としては。

凛は多分ユキより前に妖精さんにあっており、(それ以前から天文に興味はあったかもしれないが)天文学者になると決めるほどの、天文学への動機を得ているのではと思います。妖精さんに会っているので、緑の羽根を持っていたのでは。

凛が出会った妖精さんが、ユキが出会った妖精さんと同じ姿をしていたかは定かでない(お守りのストラップから推察すると星型だったかも)ですが、緑の羽根は次へのバトンとして受け取っていたのではないかと思います。終盤で凛がユキにあげる「お守り」を持っていたのも、「次に出会う誰か」を、妖精さんに予告されていたのかもしれません。

緑の羽根は、例の腹パンのあとどこに消えたのか。後述する2回目の観劇でも注目してましたが追いきれませんでした。

妖精さんはクラークの2001年宇宙への旅に出てきたモノリス的な存在で、地球の「可能性のある人」に知恵と動機を与えるというか刺激して回っている地球外知性ではないかと考えています。いずれ、宇宙の深遠を問う可能性を刺激して、地球人類、もしくは宇宙全体の知的生物の持つ知性をレベルアップさせようとしている存在なのかなあ、とか考えてみてます。お父さんのこと知っていたのは、下調べは済んでいるからかもしれません。序盤の魚眼レンズ的な画面構成は、あれは妖精さんがユキを観察していた演出ではないかと思いますが、どうでしょうか。

本編の旅のあとで、ユキが天文熱をあっさり再開してるのは、宇宙の果てまで飛んでって、そのスケールに比べれば父親へのわだかまりなんて小せぇ小せぇと思ったから、と解釈してみてます。まあ、宇宙のスケールに比べれば、思春期の悩みなんて笑っちゃうぐらいに小さく感じますわよね。

他、劇中の細かい演出では、商店街のポスターにあった「天文姉妹」ってのは宇宙兄弟のオマージュですかね。宇宙兄弟の実写映画が2012年公開なので、上映当時の2013年を考えるとタイムリーなのかも。


さてまあそれなりの満足のうちに観劇を終え、のんびり連休の続きを楽しんでいましたのですが、当のギャラクシティさまから小枝が追加されました。



ギャラクシティさまの神対応に感謝しつつ、突っ伏すirodori民達。このツィートの少し前から、このチラシの情報は上がっていましたが、よもやそんな経緯とはね。



こんなレス返してますが、これはもう1回行くしかないかとほぼ決めておりました。

まあ、上に書いたとおり、一瞬で終わってしまう番組ですので細部まで目が回らず、可能であればリピートしたいとは思っていたので。

とはいえ連休の間に2回も足を運ぶことになるとはさっぱり思っておりませんでしたわよ。

あれこれ都合を考え、昨日の5月6日に再訪することに。

せっかく行くなら何かゆかりのものを持ち込みたかったですが、当然ながら公式グッズはないので、似非グッズとして凛の星型つながりで、シミズ貴石様にオーダーしたスターインカットのリングはめてきました。
IMG_2197.JPG

記事:https://tenkamutekinomuichi.blog.ss-blog.jp/2022-01-10-1

ひどいこじつけも良いとこですが、まあ石好きというのは何でもいいから理由を付けてお気に入りのジュエリー身につけてお出かけしたい人種なのだとご理解ください。

西新井大師も再訪するなら御朱印帳持って行こうかしらとも一瞬考えましたが、そこまでの元気はなかったので(暑くてね…)それは断念。

電車を派手に乗り過ごしたりもしましたが、何とか無事に現着。チケットと、例のチラシを入手です。

IMG_2204.JPG

今回はあまりウロチョロせずに、上映までギャラクシティ併設のカフェで本読みながらコーヒーいただいてました。
コーヒーにうるさい方ではないですが、ここのアイスコーヒーはちょっとしたものではないかと。良いマシン入れてるのかもしれません。

連休の合間とはいえ、カレンダーでは平日なので、今日の客層はほぼほぼirodori民の大きなお友達でした。お子様もちらほら。

前説のタイミングでは、ドーム内にもキービジュアルが映し出されます。
IMG_2205.JPG

この日の前説では、前回同様注意事項がアナウンスされましたが、上映中のおしゃべり禁止に関しては「今日は大人のお客様が多いようなので、大丈夫ですね…」と直言されてしまい、信頼が痛い笑

正直苦笑いが出たり突っ伏したかった御同輩は多いのでは。

上映内容は前回と同じプログラムです。当たり前ですね。

あらためて、プラネタリウムドーム内でのアニメ上映というのは一種不思議な感触を得ます。
立体感がやはり半端ないです。3D酔いする人も出るのでは、というか子供にはやはり多いと見えて、注意事項でも「気分が悪くなったら出口のところのスタッフまで」と明言されています。

前回見たときに気になった点を確認したのは、ユキの部屋の本棚です。

序盤では宇宙の本が奥に突っ込まれていたのが、ラストでは整然と並べ直され、天文熱が復活したユキの心情を良く表しています。

本棚に関しては部屋の他に図書室のシーンなどもあり、色々ネタが仕込まれてそうなのですが、視力の限界もあって(年齢ぇ…)よくわかりません。今後目ざといirodoriユーザーからのレポートを待ちたいところ。

細かいところでは、ユキの家の食堂にかかっていた日めくりカレンダーが、序盤では8月7日、宇宙の大旅行を終えた翌朝では8月8日(なお、メモし忘れたのでそれぞれ1日程度ずれてるかもしれません)となっていて、現実の時間では通常の時間が流れてきたこと、時間をさかのぼってビッグバンを見てきたユキが元の時間に戻ってきたことの根拠にできるようになっていて、良い演出と思いました。

妖精さんの羽根が背中ではなく頭から生えていたのは、けものフレンズっぽいデザインです。ソラノユキサキはけものフレンズの企画立ち上げ前に出来上がっていた計算になるので、ここからデザイン引っ張ったのかもしれんとも思いましたが、別のirodori民のツィートでデビルマンのシレーヌとかも頭から羽が生えてるともあったので、そもそものアイデア元はこっちかもしれません。

irodori民としては天文少女の「凛」という名前とケムリクサの”りん”との一致で盛り上がっていたようですが、自分は全然気づかず、むしろほかのirodori民の考察見るまで意識してなかったので、そうかあ、ぐらいの印象。名前はどうあれ面白い番組でしたので、ここは偶然の一致でしょう、という感触。

それよりも、宇宙の旅の終盤で出てきた宇宙の構造の話は、初見の際は単に多次元宇宙構造の話かと思いましたが、それにしてはドーナツ型が気になるなあ、と思って調べてみたら、最近の学説では宇宙は有限なドーナツ型をしている、というのが主流になりつつあるそうで、自分の知識が全然アップデートできてねえや、というのを、寄りにもよって9年前の子供向け番組に思い知らされるという屈辱笑
SF読みの面目丸つぶれですわよまったくもう。

というか、こんな、大人が解説読んでもちんぷんかんぷんな話を30分の番組で子供にぶつける辺り、製作スタッフの大人げなさが半端ないですね。

大人げないと言えば、ビッグバンにたどり着いた付近で、ユキの存在が消失?した瞬間は、2回目見たときも、大人の自分でもちょっと怖くなったので、子供にはトラウマになるかもしれない、ぐらいの踏み込み方してるのが、まあ、どこまでコンテに手ぇ出してるか知りませんが、果てしなくたつきだと思いました。

公式ページのスタッフリストのお名前をいくつかググってみると、アニメーション周りはスタジオジブリの方が主に担当されている様子で、天文学の考証の方は、主に東京大学とJAXAの方(当時)が担当されている様子。
アニメーションは当然とはいえ、理学の方もがちがちの専門家陣。

ツィッターにも書きましたが、これは何の根拠もなく”俺がそう考えると楽しい”ってだけの”想像”ですが、ソラノユキサキで、たつきが「アカデミックな内容は、専門家を巻き込むと面白い」と学んだことで、けものフレンズでの、動物園の中の人(しんざきおにいさんとか)への直電を解説として差し込んだアイデアにつながったのなら面白いなあ、と思ったり。

教育番組としては、とてもよくできてると思います。
太陽系内の、割かしわかりやすく、子供でも知っていそうな範囲を入り口にして、興味や疑問のとっかかりになりそうな天文知識をぶつけていく作りは、子供にとって良い刺激になりそうです。

アニメーション作品としては、思春期の悩みからの導入になっているので、全般的にダウナーな感じ。子供向けとして作るならもう少し明るくても良いかなあ、とも思いましたが。

足立区のご当地アニメとしては、とてもよくできてると思います。住民にとっては見覚えのあるポイントがいろいろ差し込んでいるのが子供喜びそうですし、実際2回目に見に行った際、前説で「皆さんが知っているところも出てきます、いくつ見つけられるかな?」と解説されていた際は、客席の子供たちから「ここ知ってる」といったつぶやきがちらほら聞こえたのは、なんだか楽しかったですね。
こういう、ご当地演出は、たつきの得意技ですが…ほんと、筋にどれぐらい噛んでるんでしょうね、たつき笑

関連の自分ツィートまとめ。まあなんやかや書き込みながら考えるの楽しいです。





































































































































他良いなあ、と思ったところは、キービジュアルにもあるデジタルタイマーの演出ですね。
あれは一目で何が起きてるかわかりますし、説明がなくても自力で理解できる丁度良い力加減だと思いました。

あとは、ユキの大人バージョンが、アンダーリムの眼鏡かけてるのがケムリクサのりょく味があって地味に楽しかった。

やあ、良いものを見させていただきました。
来年予定されている、irodoriの新作映画も楽しみです。

>>>>

例の数式に関して、ちょっと追記



興味があり、読み解きたいのであればならぜひ、トーラス構造や曲面の方程式など、幾何学、宇宙物理学の勉強を始めてみては。
視聴者にそうしてもらうことがこの番組の目的でもありますし。
他に思いつくキーワードは、背面放射、位相幾何学、あたりですか。
俺その辺さっぱりわからん人なので、ぜひ頑張って読み解いて俺に教えてくれ笑

nice!(0)  コメント(0) 

初参加してきました #甲府ジェムマーケット2022 [旅行記]



昨日の4月2日に行ってきました。

春の不安定な天気で雨の予報も出ており、青空市場となる甲府ジェムマーケットは雨天中止が宣言されています。なので当日まで大分やきもきしましたが、天気予報も近づくにつれて改善。当日は望外の快晴となり、大変気持ちの良い催しでした。

IMG_1927.JPG

IMG_1926.JPG

2019年から始まり、2020年初旬に本格化したコロナ禍。
新しいウィルスによる死の危険、医療への圧迫が無視できなくなり、私というか私の家としては、社会と家族と自分自身を守るため、可能な限りの感染対策と情報収集、そして外出の自粛を決定。

以来丸2年、自粛に自粛を徹底してきました。感染の様子を見ながら、時折なるべく人の居ないリスクの低いところを選んで息抜きなどはしてきましたが、どうしても人の密集が避けられないミネラルショーに関しては2020年1月18日の両国ショーを最後に自粛を徹底しておりました。
(石ではありませんが、コミティア、コミケも同様の理由で自粛を徹底)

例外として、2022年1月のIJTは、これ以上先延ばしにできないミッションがあったので、それだけ達成しに出かけましたが、それ以外のショーはすべて見送り。

今年に入り、ワクチンのブースター接種が受けられるようになり。
ファイザー期待の「パキロピッド」という、十分な効果が得られる新薬も出来。
(塩野義の新薬は効かないのであれはやめましょう)
精神的にも参ってきていたので、今年からいろいろと活動を再開することにしました。

ミネラルショーへの参加再開も決めましたが、せっかくの解禁なのでメモリアルにしたいと思い、丁度コロナ直前に行くことを決めつつ、コロナで中止になり参加がかなわなかった、甲府ジェムマーケットに狙いを定めました。

甲府は以前、知人に案内してもらって楽しかった思い出があり。
https://tenkamutekinomuichi.blog.ss-blog.jp/2019-01-13

また宝石、貴石、ジュエリー職人の街、何よりも愛してやまないシミズ貴石様の地元ということもあり、実に魅力的。
遠出になりますが、出かける理由には十分ということで、赴いてまいりました。

写真に挙げたように、国内では珍しい屋外でのジェムショー。
海外では大規模なものが屋外で行われますが、写真で見たその様子をほうふつとさせる感じで実に楽しい催しです。

開場前に付近の散策を楽しもうと、頑張って早起きして1時間前ぐらいについたのですが、会場の場所を確認してみたところ既に入場待機列ができており、慌てて並ぶことに。
検温や入場者登録などを済ませて1時間ほど時間を待ちます。うーんコーヒー飲みたかったので買っておけばよかった。



新宿駅からあずさ号に乗って小旅行でした。

開場して、まずはシミズ貴石様の特別石を確認しに、行ったら案の定凄い争奪戦が(笑
とはいえ数は十分に用意して下さっているので、欲しい物が買えないというのは無いかと。必要なのは財布を爆散させる思い切りと覚悟だけです(だけというな
昼前ぐらいには混雑も解消していましたし、久しぶりとはいえ、いつものペースですね。

ツィッターにも書きましたが、ルースを買いながら、ジュエリーへのお仕立てどうしたらよいかわからない、というお客さんが複数居合わせました。

そこは石好きのよしみで、一緒に買い物していた僕を含めた数人でアドバイス。おすすめのお店とか、シミズ貴石様でも枠をお持ちなので相談すればやってくれますよ、とか。

僕自身は限定石をあれこれ品定めしてブルージルコンをチョイス、お迎えしました。
ピンクスピネルが居ればワンチャン、と思いそれ用の予算(飛び上がるほど高価ですが、まあ何とか)のめどはつけてきましたが、まあ本命は秋のIJYか来年のIJTなので、今回は無くても特にがっかりはせず。
ブルージルコン、太陽光下の光の加減か、ともするとバイカラーにも見える個性の強い子が居まして、ジルコンゆえのギラリティもすばらしく、透明度も一級品でさくらの彫り物がくっきりクリアに姿を拝める個体を選びました。お仕立ては、またじっくり考えよう。

土地柄、原石よりもカットルースや細工物を見たかったので、そのまま貴石彫刻オオヨリさまや、ジュエリークラフトフカサワさまをのぞいたり。

深澤さんのところでは、多分在庫であるだろうと思っていたスピネルの甲州石切子がありました。居たら買おうと思ってましたが、そうか、居たかあ。



スピネル好き、宝石細工好き、ルース派としては、2020年にツィートを見てテンション爆上がりしましたが、あいにくのコロナ禍中故に見送ったものです。いてくれてうれしいわあ。

スピネルのさくらインカットがなかった分の予算をこちらにつぎ込み、あれこれ悩んで比べた末に1個お迎えに。

うろうろしてたら、深澤さんによる、切子作業の実演も始まりまして、気になっていたことも問答させていただいて楽しく、貴重なお時間でした。

一番気になっていた、スピネルは切子に向くか否か、に関しては「特別難しいとは感じない」とお聞きすることができ、安堵しました。今後も期待できそうです。
スピネルは固いですが(モース硬度は7.5~8)削りのクセとしては水晶などと変わらない、とのことです。
ただレアストーンなので切子にできるサイズの石があんまり無く、貴重で高価なので、なかなか取り掛かる気にならない、というお話は、まさにそうですよねーと苦笑いするしかないところ笑
さしもの深澤さんも、相当緊張するそうですw

深澤さんのところでは、他に展示してあったスモーキークォーツ+瞳にペリドットを埋めたフクロウが素晴らしくかわいらしくてひとめぼれ。

オオヨリさんのところでは、初めて大寄さんご本人にご挨拶出来ました。
水晶ぐい呑み、大切に楽しませていただいてます。
https://tenkamutekinomuichi.blog.ss-blog.jp/2020-06-11?1591883009

深澤さんのようなオジサマを想像していたのですが、思ったより若い方で、笑顔がまぶしい(笑

そしてオオヨリさんちょっと待って今日になってこんなの紹介しないで。昨日見つけられなかった。


めっちゃ欲しい通販してほしい。イベント終わったら問い合わせてみようかしら。

ともあれ今回連れて帰った子達です。
IMG_2061.JPG
IMG_2093.JPG
IMG_2094.JPG
IMG_2095.JPG

数こそ少ないですが、1つのこらずキヨミズダイブバリューですがほぼ迷いなく飛び降りたので、まあ自分どれだけ浮かれてたんですかという(苦笑

梟どこに飾ろうか。このご時世ですし、魔よけのお守りにしておきたいところです。

他にもジェムスコップ様とかいろいろ、昔馴染みのお店の方々と再会、交流できたのが望外の喜び。

ロシアの石も扱っているお店の店主様は、プーチンが始めた今回の侵略戦争でそっち方面の仕入れができなくなっているという、やはりな困りごとをぼやいておられました。

本当に、プーチンを含めて全員が不幸になるような戦争をどうして始めてしまったのか。
ウクライナでは市民を含めた虐殺、ロシア兵も次々と死に。
ロシアという国自体も孤立化し、ロシア国民も苦労する世界。関連国も微妙な立場になってしまいました。
早くロシア軍が撤退してほしいです。戦争反対。

序盤でサーっと全体見て回って後で重点的に見るつもりが、あまりに久しぶりなせいか、テントの一つ一つで長々足を止めてしまったので、なかなかはかどらない(笑
午前中いっぱいは大分熱心に眺める羽目になりました。ああ楽しい。

午前中はジェムマーケットを満喫、午後は駅周辺で甲府観光と決めていたので、甲府城でさくらを眺めてきました。

信玄公にはきちんとご挨拶。FGOにはもう出てきてるんですかね。
IMG_1934.JPG

甲府城は徳川治世でのお城なのですねえ。知らなかった。
IMG_1935.JPG

城と桜。石垣と桜の構図。撮れてよかったあ。早く一眼レフ買い換えないと。今のやつはバッテリー認識しなくなっちゃったから。
IMG_1939.JPG
IMG_1945.JPG
IMG_1995.JPG
IMG_2023.JPG
IMG_2035.JPG

もう、花が散る頃でしたが、まだまだ満開と言えるボリュームで豪華。見事。
今年は近所の花見で済ます、ということにはなりませんでしたな。

甲府ジュエリーミュージアムへの再訪も叶いました。
前に来たのはだいぶ前ですが、展示のアクセサリーも入れ替わっていて、改めて眼福。
地味に嬉しいものに気付いたのですが、甲府の?職人様やデザイナー様一人一人を特集したリーフレットを発見。番号に抜けもありますが(致し方ない)、26号まで一通りもらってきました。
IMG_2096.JPG
こんなすごいものが無料配布でいいんですか。ゆっくり読み込ませていただきます。

ひとしきり散策し、お土産に甲府のワインと、お菓子を少々。
こちらではワインは地酒扱いなので、一升瓶で売ってるんですよね。
前に来たときびっくりしたのを思い出しました。一升瓶見たら日本酒かワインか見分けないといけないという笑

がぶ飲み用に一升瓶赤ワインと、少し贅沢用の普通のボトルを1本ずつ。
果物は、残念ながらやはり時期が違ったので、苺を1パックだけ買って帰りました。

自粛のヒキコモリ生活ですっかりなまっているので、無理せず16時ごろには甲府を離れ、家路につきました。

今回本当に、本当に楽しみで、楽しくて。

なんだか涙が出るぐらい楽しくて最高でした。

やっぱり自分はミネラルショーが好きで、宝石が好きなんだと改めて確認できたことは本当によかったです。

自粛生活の中で、あれほど情熱を傾けていたTRPGにはすっかり興味が無くなってしまったので、自分がまだ楽しい物や綺麗なものを感じられる人間であるかが少し心配でしたが。
それに関して、少しだけ安心できたのが、何よりも良かったです。

今回は、イベント運営の皆様、出展の皆様。
一般参加の皆様。現地で対応して下さった甲府の皆様。
感染対策や自粛で感染拡大の抑制に貢献していらっしゃる市民の皆様。
そして何より、今現在も奮闘していただいている医療関係者の皆様に。
心より、最上級の感謝をささげます。

本当に本当にありがとうございました。

関連の自分のツィートまとめ


























nice!(0)  コメント(0) 

「宝石展」と、「ポンペイ展」 [旅行記]

金曜日に休暇を取って、丸一日博物館にこもっておりました。

宝石展:https://hoseki-ten.jp/

ポンペイ展:https://pompeii2022.jp/special/

宝石展は、昨年石友達と、コロナ禍にあえぎながら「これを見るまでは死ねないよね!?」と励まし合い、心の支えにしてきた展示です。

鉱物収集、中でも宝石鉱物収集を趣味としている身としては、上野の科学博物館でやるレベルの展示は是が非でも見たいものでした。

東京都の新規感染者数は、相変わらず万を超えており、予断を許しません。
ワクチン3回目を打ち、可能な限り混雑と密を避けるべく、朝イチ9時の回を予約。電車も7時台で通勤ラッシュが緩い時間に移動するようにして大分混雑を避けることが出来ました。

展示はもう、色とりどり、古今東西のグレードの高い宝石鉱物とカットルースが目白押しでくらくらするほどでした。
丸2年以上引きこもりをして痛みとしては刺激が強すぎました…が、楽しかったです。

中でも特に魂吸われそうになったのは、ミャンマー・モゴク鉱山産の6ctオーバーピジョンブラッド、最高級のルビールース。

IMG_0653.jpg
IMG_0655.jpg

大分長い事ここに張り付いて眺めていましたね。
見る限りアイクリーンで、多分ルーペクリーンのノーヒート。
凄まじい戦慄の赤でした。

デザインジュエリーの数々も素晴らしく、撮影可能な中では、このヒマワリのジュエリーが格別でした。

IMG_0718.jpg

撮影不可の中ではコロンビアのエメラルド1石がはまったリングが本当に素晴らしかった。吸い込まれそうなグリーンでした。

午前中は宝石展、お昼を済ませて、午後はポンペイ展です。

ワクチン3回目打って、ようやく床屋に行った際に、床屋のおじさんに宝石展行くんだーとウキウキ話していたら、ポンペイ展も良かったよー、と勧められて、そういえば興味は惹かれていたなと思い、はしごすることに。

ローマ時代のタイムカプセルのような展示の数々が大変魅力的で面白く。

鉱物好きゆえか、目が行ったのは黒曜石の器。
当時こんなものを石から削りだす技術があったとは、驚きです。

IMG_0729.jpg

求人広告。こういう素朴な遺物が個人的には惹かれますね。

IMG_0730.jpg

噂の炭化したパンは、噂通りに惹かれました。

IMG_0732.jpg

これのクッションが話題になっていて、絶対買って帰るつもりでお小遣い多めに持って行ったのですが、2日前にタッチの差で売り切れたとのこと。無念…。
通販に再掲されることを期待します。

売店では、宝石展の売店も楽しみにしていたのですが、欲しかった品物は売り切ればかり。
そのうえ見学した翌日土曜日に再入荷の告知(その後わずか2日で完売、泣ける)
宝石展の方の売店は、期待しない方が良いようです。

コロナが始まってから初めての丸一日の外出。1月にIJTは行きましたが、あれはミッションだったので、レジャーとしてはコロナ後初めての、ようやくの、レジャーお出かけでした。

体力落ちてるので一日もつか大分不安でしたが、アドレナリンがドバドバ出ていたのか、当日はばてるということは無く。

一方でそのあとの土日は案の定ばてていたので(><
スケジューリングは成功したようです。買い物以外は、ですが。

出かけて2日たちますが、オミクロンの気配もありません。もうしばらく様子を見ますが…


さて、ここで宣言です。
コロナが始まってこっち、感染拡大を少しでも抑えるために外出自粛を続けてきましたが、「ぜんぶがまんする」のはさすがにもう限界で…何というか魂が死ぬ感じがひしひしと

ワクチンの3回目接種を受け、また期待していたファイザーの経口薬が2月に承認されたことを鑑み、引き続き外出自粛、感染対策は続けつつ、感染者数を見比べながらになりますが、今後は月に一度か、2カ月に1度ぐらいの頻度で、外出レジャーを楽しむことを自分に許可することにしました。

外出自粛は続けますが、リスクを見ながら、回数をごく絞ってお出かけすることにします。

比較的人混み・蜜を避けられる博物館は今回解禁。来月は甲府ジェムマーケットを視野に、ミネラルショーへのお出かけを解禁しようかなと考えています。

これまでよりリスクは上がってきますが(これまでもリスクはゼロではありませんでしたが)手洗いうがい消毒マスクワクチンなどなど気を付けつつ、日常を取り戻していく所存です。
nice!(0)  コメント(0) 

プーチンの始めたウクライナへの侵略戦争に抗議します。戦争反対。 [国際・政治]



些少ですが送金ました

プーチンの戦争を含むあらゆる戦争に僕は賛同しません

憲法9条は大東亜戦争という侵略戦争を起こした日本や今回のような侵略戦争を起こすロシアのような国にこそ必要と考えます

憲法は国家権力という恐ろしい力を縛り市民を守る枷であることが広く認知されますよう

戦争反対


nice!(0)  コメント(0) 

東京五輪の大罪 ――政府・電通・メディア・IOC [本と雑誌]


東京五輪の大罪 ──政府・電通・メディア・IOC (ちくま新書)

東京五輪の大罪 ──政府・電通・メディア・IOC (ちくま新書)

  • 作者: 本間龍
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2021/12/17
  • メディア: Kindle版



長尾剛先生が読んでらしたの流れてきたので読んでみました。

序章はサクサク読めましたが、2021年当時の東京五輪への恐怖や憤り、ストレスがフラッシュバックしてくるので、読み切るのがなかなかきつい本でしたね。

僕のような、オリンピックそのものや東京五輪に懐疑的な人にはお勧めできない本です。すでに知っていることのまとめですし、前述の通り読むのにはストレスが果てしなくたまります。

一方でアスリートやアスリート出身の方にはお勧めしたい本です。あなた方の目指すオリンピックがどれほどの被害や犠牲者を出しているのかを把握した上で、競技に臨むなり声を上げるなりしてほしいと思いますので。

前述したとおり、東京五輪招致ごろから現在(2022年初頭)までに明らかになっている、東京五輪の問題点のまとめ本といった内容です。

武田砂鉄さんの「偉い人ほどすぐ逃げる」にもあった通り、こういう問題は忘れ去られるのが困るので、こうして読みやすい形で1冊にまとめる価値は十分にあると思います。

偉い人ほどすぐ逃げる

偉い人ほどすぐ逃げる

  • 作者: 武田 砂鉄
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2021/05/27
  • メディア: 単行本



まとめられていた中で特に着目したくなったのは、2点あります。

ひとつは、IOC、JOC、組織委員会、電通、そして何よりアスリートによる、五輪ボランティアに対する著しい蔑視に関するまとめです。

ボランティアが無償奉仕だという、日本人に広く広まった誤解を巧みに商業利用し、オリンピックという巨大な集金システムのコストダウンを図っている点などは悪辣の一言では足りないほどで、搾取されているボランティアの皆様に同情したくなります。まあ、そこに騙されて自分から参加していくボランティアの皆さんも阿呆と言えば阿呆なのですが。

もうひとつは、大きく紙幅を割かれている翼賛メディア体制に関するまとめです。
2020年に騒がれるまで私は認知していなかったのですが、主要メディアがそろってスポンサーになることで、ここまで恐ろしい欺瞞と隠蔽の構図が完成するとは驚きでした。

日本の大東亜戦争をめぐる大政翼賛会が類似に出ますが、あれは国家主導で在ったのに対し、東京五輪においては電通という、たったの1私企業によってその構造が完成できるという事実は、恐ろしいというのを通り越していますね。

「他の新聞社・メディアに出し抜かれるわけにはいかない」という競争意識を巧みに利用されたと分析されていますが、構図としては、グリコ・森永事件の犯人に、新聞社間の競争意識を同様に利用された構図とまったく同じで、つまりは戦中を含めると3度、同じ間違いを繰り返しているのですね、日本の新聞社は。そろいもそろって。

きっと4回目の間違いもあるでしょうし、私が気づいていないだけで、他にも何回も同じ間違いを繰り返しているのでしょう。

読む価値のある本でした。
nice!(0)  コメント(0) 

忍者と殺し屋のふたりぐらし [アニメ・コミック・ゲーム]


忍者と殺し屋のふたりぐらし(1) (電撃コミックスNEXT)

忍者と殺し屋のふたりぐらし(1) (電撃コミックスNEXT)

  • 作者: ハンバーガー
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2022/01/27
  • メディア: Kindle版



久しぶりに漫画の感想文を記事に。

ハンバーガーさん著の漫画作品。初単行本、にはならないのか。「ハンバーガーちゃん絵日記」の方が先ですね。

なりゆきで抜け忍となり、行き倒れたくのいちの[草隠さとこ]と、真面目そうな女子高生の外見をした殺し屋の[このは][?]の二人暮の日々を描く殺人コメディといった感じ。

ツィッターを見るに、「人の心がない」とか「サイコパス」だのと言った感想を見かけますが、そういう読者の反応も含めて楽しむ作品ではないかと思います。

絵柄はハンバーガーさんらしくかわいらしいですが、このはは邪魔者は消すし仕事でどんどん人を殺しますし、むしろ仕事でなくても自分の相対評価を上げるためにライバルの殺し屋(さとこを殺しに来る追手)をサクサク殺していきます。

一方のこのははこのはで、オドオド系の大人しい優しい心のキャラに見えて、バイト先に死体洗いを選んだり、里で面倒を見てくれたニンジャ(追手)に対してドライだったりと、どこか倫理観が一般とずれているなど、こちらも負けてはいません?

そんなコメディと倫理観の逸脱が、交わらず平行線で進行していく独特さが、この漫画の魅力なのかもしれません。

二人が一緒に行動するのは純粋に(特にこのはから見ると)利害の一致以外には無く、終わろうと思えばいつでも終わらせられる物語の危ういバランスが、読者にとってスリルでもあり、カタルシスなのかなあと思ったりしました。

この先人気が出ればアニメになったりするかもしれませんが、きっと製作スタッフの皆様は頭を抱えることになるんでしょうね。見る方としてはどんな仕上げになるのか、今から楽しみでもあります。

ある意味「今」だから出てきたマンガ作品だと思います。先々こんな作品は出ないと思うので、見流さないように読んでおくことをお勧めします。


宜しければこちらもぜひどうぞ。著者の日常が垣間見え、作品の生まれたバックボーンが理解できるのでは。


ハンバーガーちゃん絵日記 (コミックエッセイ)

ハンバーガーちゃん絵日記 (コミックエッセイ)

  • 作者: ハンバーガー
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2021/05/27
  • メディア: Kindle版



nice!(0)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。