かみさまのいる景色 [アニメ・コミック・ゲーム]
水月とーこさんの新作、WEBコミックです。
URL:https://cycomi.com/title.php?title_id=52
水月とーこさんの新作で、私の好きなファンタジージャンルということで、久しぶりの読書感想文第二弾はこれで行きましょうか。
さてコミック。拙者漫画は紙媒体でないと読みにくい侍故、書籍化されるのを楽しみにしておりました。
それでもWebのほうで3話ぐらいまでは読んでいたので、世界観や導入は把握しており、結構好みだったので楽しみにしてましたね。
舞台は空に浮かぶ島、アイル島。
そこで、かけだし女神をやっている新米のトトと、お目付け役の太った鳥の神使のゴロスケが主な主役となります。
この世界では空にいくつも島が浮かび、その多くに神様がいるようです。神様は定期的に集会などを行い、お互いに情報交換したり、資格の認定制度などもあるようです。
文化レベルは中世欧州といったところで、自転車はありますが蒸気機関などの機械的な物は、今のところ出ていません。
全体的に、ほのぼのとした豊かな農村が舞台といった感じの雰囲気です。
さて主人公のトトですが、裏表のない元気娘で、割と体当たりで神様の職務に当たり、その天真爛漫さから島の人々にも愛されているようです。
同期(多分)の神様である、別の島の新米女神、サクラにも大分好かれているようで、人を引き付けるカリスマがあるのかもしれませんね。そのあたりは神としての資質はあるように思います。
が。
元気いっぱい過ぎて派手に失敗したりも日常茶飯事なので(笑)そのあたりがお話に花を添えて面白い起伏を作り出していると思います。
1巻の内容は、トトの活躍を通して、彼女のキャラクター性と、神様の役割など、世界観の説明になっている感じです。ただ、あくまでトトがメインとなる視点ですので、世界観がどの辺まで彫り込まれているかは今のところはわかりません。
まあその辺深読みするよりは、気楽に日常ファンタジーものとして楽しんで読むのがいいかもしれません。肩ひじ張らない感じはとーこさんらしい作風で良いですね。
さてそんなほんわかなお話ですが、目を見張るのが背景や美術の書き込みです。
「がんばれ!消えるな!!色素薄子さん」の頃からそうでしたが、この方の作品は背景の書き込みや美麗さが群を抜いておりまして、力を入れているのだなあというのが感じられます。
一部、背景が凄すぎてトトが埋没しているページもなくはないですが(笑
今のところは、トトの明るい面が押し出されて描かれていますが、こういう子は得てして心に闇を抱えていたりすることもあるので、今後そのあたりも描かれていくのでしょうかね。1巻の内容でも、そのあたりをにおわせている描写がなくもないので。
そのあたり、今後が楽しみですね。
良いマンガでした。少し心をゆっくりさせたいときに読むのがいい作品だと思います。
URL:https://cycomi.com/title.php?title_id=52
水月とーこさんの新作で、私の好きなファンタジージャンルということで、久しぶりの読書感想文第二弾はこれで行きましょうか。
さてコミック。拙者漫画は紙媒体でないと読みにくい侍故、書籍化されるのを楽しみにしておりました。
それでもWebのほうで3話ぐらいまでは読んでいたので、世界観や導入は把握しており、結構好みだったので楽しみにしてましたね。
舞台は空に浮かぶ島、アイル島。
そこで、かけだし女神をやっている新米のトトと、お目付け役の太った鳥の神使のゴロスケが主な主役となります。
この世界では空にいくつも島が浮かび、その多くに神様がいるようです。神様は定期的に集会などを行い、お互いに情報交換したり、資格の認定制度などもあるようです。
文化レベルは中世欧州といったところで、自転車はありますが蒸気機関などの機械的な物は、今のところ出ていません。
全体的に、ほのぼのとした豊かな農村が舞台といった感じの雰囲気です。
さて主人公のトトですが、裏表のない元気娘で、割と体当たりで神様の職務に当たり、その天真爛漫さから島の人々にも愛されているようです。
同期(多分)の神様である、別の島の新米女神、サクラにも大分好かれているようで、人を引き付けるカリスマがあるのかもしれませんね。そのあたりは神としての資質はあるように思います。
が。
元気いっぱい過ぎて派手に失敗したりも日常茶飯事なので(笑)そのあたりがお話に花を添えて面白い起伏を作り出していると思います。
1巻の内容は、トトの活躍を通して、彼女のキャラクター性と、神様の役割など、世界観の説明になっている感じです。ただ、あくまでトトがメインとなる視点ですので、世界観がどの辺まで彫り込まれているかは今のところはわかりません。
まあその辺深読みするよりは、気楽に日常ファンタジーものとして楽しんで読むのがいいかもしれません。肩ひじ張らない感じはとーこさんらしい作風で良いですね。
さてそんなほんわかなお話ですが、目を見張るのが背景や美術の書き込みです。
「がんばれ!消えるな!!色素薄子さん」の頃からそうでしたが、この方の作品は背景の書き込みや美麗さが群を抜いておりまして、力を入れているのだなあというのが感じられます。
一部、背景が凄すぎてトトが埋没しているページもなくはないですが(笑
今のところは、トトの明るい面が押し出されて描かれていますが、こういう子は得てして心に闇を抱えていたりすることもあるので、今後そのあたりも描かれていくのでしょうかね。1巻の内容でも、そのあたりをにおわせている描写がなくもないので。
そのあたり、今後が楽しみですね。
良いマンガでした。少し心をゆっくりさせたいときに読むのがいい作品だと思います。