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幻の動物たち(下) [本と雑誌]


幻の動物たち―未知動物学への招待〈下〉 (ハヤカワ文庫NF)

幻の動物たち―未知動物学への招待〈下〉 (ハヤカワ文庫NF)

  • 作者: ベカエール 直美
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1987/11/01
  • メディア: 文庫



今月のSFノルマはジャン・ジャック・バルロワ。先月に引き続き、SFというよりオカルトよりですが。

今回はネッシーと並ぶUMA、ビッグフットを始める、類人猿、あるいは人類?に大きく紙幅が割かれております。

上巻の、怪物ともいえる生き物たちから翻り、あるいは自分たち人間の隣人、あるいは猿類とのあいの子、といったたぐいの、様々な道動物たちの紹介と考察には妙な親近感を覚えます。

そういった近いような遠い親戚のほかには、マンモスや、猫類の獣の紹介も多数されています。

マンモスのくだりなどは、クローン技術によるマンモス再生という、当時話題になった最新の技術的生物学的挑戦も紹介されており、筆者の博学ぶりがうかがえました。

上巻のようにわくわくする感じとはまた違った、なんというか親しみやすい感じの内容でのんびりするっと読むことが出来ました。

大変楽しい読書でした。おすすめ。


さて、これでまたSFの在庫が尽きたので次のを探しに行きませんと。

教から催されている神田古本まつりで、また古いSFを漁るか。あるいは新作を探索するか。

どちらも魅力的ですねえ。

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