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われらはレギオン2 [本と雑誌]


われらはレギオン2 アザーズとの遭遇 (ハヤカワ文庫SF)

われらはレギオン2 アザーズとの遭遇 (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: デニス・E・テイラー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2018/07/05
  • メディア: 文庫



今月のSFノルマは先月に引き続きデニス・E・テイラー。

引き続きというか、このシリーズ面白すぎて合い札億とか考えられませんでしたな。

ボブたちの活動も次第に広範囲になり、超高速通信ネットがほぼ行く渡った中でのお話の展開になります。

いろいろトラブルはありつつも、地球人の生き残りたちの絵くそだ明日は順調に推移。

一方でボブ1のデルタ人とのファーストコンタクトには変化があり、次第に始祖のボブはふさぎ込むようになっていきます。

探索範囲が広がるにつれて知的種族とのファーストコンタクトも増えていきますが、一方で1巻で触れられていた敵対型の知性種族、アザーズの脅威が現実のものとなっていきます。

その圧倒的な武力の前になすすべがないようなところで今回は終わるのですが・・・

問題が片付いたらその倍の問題が明らかになる、というのはエンジニアならなじみのある展開ですが、そのあたりこのシリーズは妙にリアリティがありますね。

この辺の展開はホーガンの小説にも似ているといえば似ていますが、味付けはだいぶ違いますね。

ボブたちが事実上の寿命が亡くなった機械的存在と、命に限りのある生身の種族とのやり取りがだんだん世代を重ねるごとにシャレにならなくなっていくあたり、かなり来るものがあります。

この先どうなっていってしまうのか・・・。

一方で、引き続き描かれる宇宙探査のわくわくするような展開も相変わらずなので、やはり面白いですね。

一応、3巻で完結とのことなので、続刊の翻訳が待たれます。

実に楽しい読書でした。
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