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天地明察 [映画]

なんというか、余韻が楽しめる映画でした。

>公式サイト
 http://www.tenchi-meisatsu.jp/index.html

算術と天文に魂を賭けた、一人の碁打ちの青年が、公家と陰陽寮が利権を独占する暦の改暦に挑む、というストーリー。

まあ改暦に向かう動機が、公家をやっつけよう、じゃなくて、人々に正しい暦を示さなければ日本が大変なことになる、というあたり、生臭いものは無かったりします。

この主人公の周りが、実にいい師匠が揃ってまして。本人の情熱と才もありますが、多くの先人たちに諭され、導かれることで前に進み、同時に色々なものを背負っていく過程が。なんといいますか静かに熱くなってくるものがありますな。

細かい演出や伏線も、さりげなくちりばめられていて、あとでつながると「ああ、なるほど!」と思わせてくれるのも楽しかったです。あの辺は、繰り返し見るとまた新たな発見があるんじゃないかなあ。


個人的に、当時の天文に対する人々の意識や技術的なことにも興味があったので、いろいろと勉強になる映画でもありました。見た感じ、このあたりの考証はかなりまじめにやっているのではないかと。

ん~、算額絵馬の文化は、知ってはいたけど映像で見ると面白い文化だなあ。これはシナリオギミックにも使えそうなので、いずれ使ってみましょうか。


とても良い映画でした。オススメ。
俺的評価はA評価ですね。手放しで楽しんでいい映画かと。

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