SSブログ

ゼログラビティ [映画]

観てまいりました。

公式:http://wwws.warnerbros.co.jp/gravity/#/home

ツィッターでフォローしているSF・宇宙系のクリエイターが口々に見ろというので、上映期間が終わる前にとみてまいりました。

さて感想ですが、かなり楽しめました。まあ背筋が凍るとはこのことかと。見終わった後本当に寒い気がしてしばらく震えが止まりませんでした<えあこんのせいかも?

極端に言えばストーリーもなくドラマもなくキャラクターもない、ただひたすら絶体絶命の状況からの脱出を目指す映画。ここまで主題以外を徹底的に削ぎ落した映画は見たことがなかったので新鮮でした。

例えて言うなら白鞘拵えの日本刀のような機能美を感じさせるつくりでした。いやあ3DであれだけISSがぐりぐりされるというのは宇宙好きには最高のご褒美でした。本当にありがとうございます。

広大な宇宙空間癌が舞台ですが、徹頭徹尾唯一の生存者となった女性宇宙飛行士、ライアン・ストーン博士の視点で進む、孤独な密室サバイバル映画ともいえ、この真逆のシチュエーションが不思議な感触を与えてくれます。

生き残ったのが百戦錬磨のベテラン飛行士ではなく、新米でアストロノーツとしてはお世辞にも優秀ではない、むしろレベルが低い奴がLuck判定に成功しただけの理由で生き残っているので、まあ心臓に悪いこと悪いこと。

発生していた小さな火災を放置して大火災なったり(いやだめだろうそれはと思ってたらやっぱり駄目な展開になったのでそういうリアリティも手抜きがないです)目の前の作業に固執してタイミングを逃したり(いやだめだろうそれは以下略)一瞬の油断や判断の遅れがたやすく致命的な結果につながることを思い知らせてくれるこのシチュエーションを考えた奴は、よほどの天才か悪魔のように底意地の悪い外道ですね。多分きっと両方でしょうが。

ドラマの類がないので、見る人によって評価が180度違う作品だとは思いますが、一見の価値はありです。いやはやいい体験でした。

俺的評価はAマイナス。もう一回見てもいいかなと思う映画です。

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。