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REX7月号 [アニメ・コミック・ゲーム]

月刊 Comic REX (コミックレックス) 2012年 07月号 月刊 Comic REX (コミックレックス) 2012年 07月号
価格:¥ 600(税込)
発売日:2012-05-26
まだ5月だけど7月号(笑)

ちとここんとこ立て込んでまして遅れましたが、いつもの感想日記と行きましょう。

今月は「かみあり」掲載。今回は珍しく神様でなくクラスメートの方にスポットが当たったエピソードになってます。その前編ですねー。

しかし皆の衆。千歩のこと不思議ちゃん呼ばわりしてるが、お前ら人の事言えるのかと(笑)

どいつもこいつも変な奴ばっかりに見えるがなー。まあ今月も面白かったので、次回も楽しみに。

「JC探偵でぃてく部」は今月も面白く。とはいえ鈴城芹先生のコミックは、いつも単発よりもまとめて読んだ方が楽しい印象があるので次に単行本にまとまるのが楽しみですな。


さて、今月も楽しみな薄子さんは2話掲載。

1話目は20ページで、薄子さんが嫉妬される(!)話。

2話目は12ページで、天咲きのマスターとなでりんのお話。


1話目の方は、今やすっかり舞台の一つとして定着した、保育園でのエピソードでした。そういえば幼稚園じゃなくて保育園なのは、保育園ならばいとも雇えるから、とかなんだろうかな。幼稚園ではできなさそうですよね、なんとなくですが。

洋平君のことが大好きな幼女から、洋平君の大好きな薄子さんにジェラシーするというお話。うん、いつかやってほしいと思ってた、このシチュエーション(笑)

そしていきなり私情が入りますが。薄子さん、紙芝居やっていて、聞いてるお子様たちが寝ちゃっていてショックというのは俺すごくよくわかる。その難しさとダメージが!

TRPGでGMなんぞやっていると、マスタリング中のプレイヤーの反応はひっじょーに気になるわけですが、反応があるならまだしも、寝られるというのはものすごいダメージでかいのです。お前のマスタリングは面白くないどころか向き合う価値すらないよと言われているに等しいですからねえ。

まあそういう場面に遭ったら、「次こそはー」と闘志を燃やしたりもするわけですが。

さてお子様の中で唯一「おもしろかったー」と、にぱーなスマイルを見せてくれた洋平君と、その様子を物陰からジトーとした視線で見つめる幼女、ちかちゃんが、今回の主役ですね。

いつも洋平君と一緒にいたちかちゃんは、その位置を薄子さんに取られて心中穏やかではありませんで、いろいろないたずらを薄子さんに繰り返します。

しかしまあ、毎度思うが子供のいたずらというのは容赦がないなあ。身に覚えがある(いたずらする方として)分なおさら怖いですが、しかし自分の黒歴史を掘り返されているようでもあり(苦笑)

しかしこのちかちゃん。末恐ろしいスペックを秘めています。特筆すべきは45ページの衝突シーン。オトナのオンナ(笑)である薄子さんを跳ね飛ばすとは、なんというパワー、ストレングス、そして筋力!(全部同じじゃん!!

ボクサー漫画なら、ここで片目眼帯のオヤジが「こいつは将来恐ろしいボクサーになるぜぇ!」とでも渋く決めるシーンですね!

さておき。

色々といたずらとなだめすかしの応酬の末、ちかちゃんのピンチを薄子さんが救ったことで、二人には新たなきずなが生まれました。実にほんわりとするいいお話です。

薄子さんのテーマは成長であると、毎回思っているあたくしですが、画子さんに引っ張ってもらったり、頼ったりすることが多く、いまいち自分に自信を持つ、という場面の少ない薄子さんにとって、保育園で子供達を相手にし、自分が頼りにされるという経験を積むことは、責任感や自信を育てるという意味で良い影響を受けてるんじゃないかなー、と読みながら思っています。

実際、ここでのお手伝いが無ければ、画子さんとのお別れも受け入れるのには、もう少し時間がかかったとも思いますし。画子さんも旅立つ踏ん切りをつけることは、もう少し先まで伸びたとも思いますし。

そういう意味で、保育園での薄子さんの日々も、とても大切なものだと思うので、今回のようにこちらにスポットを当てたエピソードが描かれるのは、ファンとしては嬉しいですねー。

そして今回のベストショット、53ページ上段の、ちかちゃんダイビングキャッチな薄子さんのマジ真剣な表情と、同ページ下段の魂抜けた表情(笑)は、実に薄子さんらしいシーンです。まあ、そうだよね。なんだかんだぽわぽわしつつも、誰かのピンチには必死にならざるを得ないのは、薄子さんが底抜けにお人よしなのもありますが、その場合の決断と行動の速さは薄子さんらしい長所だなあとか思います。そして最後までは締まらないのも実に薄子さんらしい(笑)

今回の件で薄子さんのそういうところに気付けたちかちゃんは、薄子さんと友達になることができました。そして薄子さんとの触れ合いの中で、ちかちゃんもいろいろなことを勉強していくのだろうなあ。そうやって人の成長は連鎖していくのでしょうね。返す返すも、今回はいい話でした。

あとベストショットとは別に気に入ったコマは、41ページ中段、洋平君と、手を引っ張られる薄子さんの後ろで見守る笑みを浮かべている桐谷さんですか。小さいですがなんか好きですわん。見守るスタンスのキャラって、好きなのよねー。直接手助けするスタンスよりも見守る方が好きですね。


2話目は、天咲のマスターが、河原でなでりんとお昼寝するお話(笑)

一体どんな絵だよと突っ込みたくなりますが、なでりんのマイペースにはマスターも巻き込まれてしまうというのは貴重な発見でした。

またなでりんの野点道具召喚術は、あの薄子さん認識率100%(たぶん)を誇るマスターですら見切れないんですね。こいつァ本物だァ(ゴクリ

さて冒頭でまた薫さんお毒料理ネタが出ていますが。薫さんのあれはキャラ立ての一環であることは分かってるんですが、なんで改善されていかないのかなー、とか想像をめぐらせたりするネタでもあります。

薫さん、レシピ通りに作れば美味しいものができるので、味覚が変わっている、とかではないんだよね。となると、自分では味見しないってことなのかなー。

味を想像する想像力というか、組み立てを知らない、というのもあるかもしれない。

なでりんの夢は、意外にビジョンがしっかりしているのでちょっと驚きました。都会に出てきたのも好奇心だけ、みたいなことを、京都編で言っていたので将来に関してはあまり考えてないのかと思っていたのですが。なでりんごめん、ちょっと見直した(笑)

250ページ上段で、なでりんとマスターがそろって河原に寝そべって空を見上げている図は、とてもよいですね。なんだか見てるこっちまで一緒になって空を見上げてる気になってきます。

また今回全編にわたる、なでりんお笑顔のコマは、全部ベストショットと言っても過言ではないかと。しいて言えば、249ページ下段の大コマが、なでりんの天真爛漫さがよく出ていていいなあと思います。春っぽいですね、このコマが一番。

細かいところでは、最後のページ、254ページ最後から2コマ目の、不意を突かれた薫さんの表情がツボでした。俺はやっぱりこういう顔が好きらしい。とはいえこれまで自覚したことはなかったので、もしかしたら、とーこさんの描くこういう顔が好きなのかもしれないですね。


ともあれ、今月も面白く。

6月は特捜版の単行本も発売されるので、ますます薄子さんが楽しみですねー。

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