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北斎美術館アニマル行脚 [旅行記]

公式:http://hokusai-museum.jp/

先日下見してきた北斎美術館。

安心して母を案内できる場所と分かったので、今日は親子連れ立ち拝見してまいりました。

現在は北斎の描いた動物関連の絵を集めた「北斎アニマルズ」という企画展がやっており、展示場が拡大して大変見ごたえがありました。

北斎と言えば、富岳三十六景がまずイメージされるので、風景を描いた浮世絵の巨匠と思いがちですが、それよりも貸本の挿絵作家として売れっ子だったというのは、しゃばけシリーズを読んでいるとなんとなくわかるところ。

こちらの展示は、それら黄表紙の挿絵や、絵師に向けた教科書本などの絵も豊富に展示してあるのが良いですね。前回拝見した時もそのあたりが大変楽しかったので、今日も楽しみでした。

今回特に面白いなと思ったのがこの教科書本で、ひし形を連ねて取りを描くページが、何やら抽象画のようでユニークで面白く。

「あーこのひし形の鳥のピンズとかミュージアムショップにあったら買うな―絶対買って帰っちゃうなー」と思いながらのちに売店を覗きましたが売ってませんでした。がっでむ。

挿絵ばかりでなく、無論のことカラフルな浮世絵の数々も展示してあり、目を楽しませていただきました。

母と話していたのは、「浮世絵ってこんな繊細で細かい絵を全部版画に掘ってたんだねえ」という、当時の技術の凄さです。

現在も伝えられてはおりますが、やはり当時の人はすごいなという。

IT技術屋やってると、無理筋の機能でも手札にある技術を駆使してどうにかでっちあげる、というケースがままありますが、当時もそんな感じだったのだなあと、妙な視点から面白がってみたり。

また、絵柄やモチーフのユニークさも面白かったです。正に、今のコミックの先駆けと言えそうな描写の数々が非常に面白かったですね。


この美術館は、大きな建物ではないですが、逆にそのおかげで展示スペースをじっくり見ても比較的疲れないうちに見終われる、というのがあるので、ぼちぼち高齢になってきた(本人に言うとすねるので言いませんが(笑))母を安心して連れていけるのが魅力です。

それでボリュームが少ないかというとそんなことはなく、おなか一杯になるほど楽しめるので、展示にも気を使っているなあと感じますね。

併設の図書室では北斎をはじめと慕う浮世絵関連の蔵書が豊富で、これを眺めているだけでも一日つぶせそうな充実ぶりです。

ミュージアムショップは、お土産ーってtテイストのものも多いですが、なかなかにセンスを感じるものもあり。

Tシャツなどは、相当ほしいなと思うデザインもあるのであなどれません。今月はちょっと採否が厳しいので今日は見送りましたが、そのうち買いたいものリストの上位に入りますねー。


さて、ミュージアムを辞してぷらぷらしつつ昼食どころを探します。

前回来た時に目を付けていた大善寿司にお邪魔しましたが、ネタよし味よし値段よしの三拍子そろった良店で、母ともども満足させていただきました。ばらちらしおいしかったですし、いつもは握りを難関か食べきれずに残す母が残さず食べていたので、食べやすい量だと思います。

URL:https://www.google.co.jp/maps/place/大善寿司/@35.6950189,139.7967189,17z/data=!4m12!1m6!3m5!1s0x6018893579996adb:0xedb6d36d7ff537f5!2z5Lih5Zu96aeF!8m2!3d35.6950363!4d139.7938328!3m4!1s0x0:0x15846b658961dc5a!8m2!3d35.6945385!4d139.8002288

午前中に出かけて、途中お茶したりもしながら15時ごろに帰宅できたので、よい感じの小旅行となり、楽しかったです。

風は冷たかったですが、天気は良く気分の良い旅路でした。

あそこは二人で気に入ったので、また連れて行こうと思います。
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