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Atelier Brezza 滝澤和佳美さんを偲んで [ホビー]

訃報:http://lamidelami.blog113.fc2.com/blog-entry-753.html

アトリエのインスタグラム(いずれ消えるかも):https://www.instagram.com/atelier_brezza/

滝澤さんのとんぼ玉に出会ったのは、確か社会人になってしばらくしてから、仕事などなどに悩みを抱えていた時期で、いや今でも悩みますが、見兼ねた母から鎌倉での気晴らしを勧められてほどなくの頃だったか。

僕の鎌倉好きと鎌倉通いの半分は、滝澤さんの作品に会いに行くためでした。

当時は滝澤さんという作家さんの名前も認識してなくて、鎌倉通いで何度か前を通り過ぎて気になっていた「とんぼ玉春日」さんの小町通りのお店に思い切って入ってみて、おじさんおばさんと仲良くなるきっかけが、お店にあった水中花のとんぼ玉に魅入られたからでした。

それから、鎌倉に行くと大抵春日さんにお邪魔するようになって。

どうにかこうにかお小遣いの都合つけて、水中花のとんぼ玉お迎えできたときは、嬉しかったなあ。まだまだ作家さんを意識するのは後の話ですが。

それから何度かお迎えするようになりつつ、この綺麗なとんぼ玉を男性の俺でもなんとか身につけることはできないか、と考え考え、始めたのが、とんぼ玉と天然石ブレスレットの自作でした。

これが石好き趣味と、クラフト趣味の明確なスタートラインでした。

ブレスレットは、これまたお高い天然石ビーズを買い揃えたり、ゴムの結び方を調べたり工夫したりと、楽しくも大変でしたが、完成して身につけたり、色を変えるのに組み直したりと、楽しく今でも続いてます。

俺のゴムの結び方はだから独学なのよね。ちゃんとした人と比べては変な結び方してると思います

やがて天然石は、石ビーズからルース収集を経て鉱物収集にと発展して行くわけですが。

滝澤さんというとんぼ玉作家さん、というよりガラス作家さんを意識し始めたのは、春日さんでお迎えした作品たちが、実は概ね彼女の作品だったと、春日の親父さんに聞いてからで、それからは意識して滝澤さんの作品を追うようになりました。

それが多分6、7年前ぐらいのはず。だから作品のファン歴と作家さんのファン歴には年単位の開きがあったり。まあ大した問題ではないですが。

それからは、「滝澤さんの作品を買うためにお金を稼ぐ!」というのが、毎日のつらいお仕事を続けていくための、一つの明確なモチベーションだった時期が、結構長くありました。今では石趣味も始まってるのでそればかりではないのですが、当時は間違いなくその気持ちでした。

だからお仕事の面でも恩人だと思っております。僕の人生には、滝澤さんの作品に会いに行くために頑張れた、頑張っていた時期が、確かに長く、あったのです。

滝澤さんのブログを時たま拝見するようになり、春日さんへ意中の作品が納品されたとの記事(http://seawind.air-nifty.com/day/2013/04/2013423-b34a.html)が出たときは、週末が待ち遠しく、休みになるや否や鎌倉まで飛んで行って、お迎えした事もありました。

その時の作品は僕の誕生石のアクアマリンのビーズで組んであって、今でも大切なお出かけのお供です。今日の滝澤さんの告別式にも同行してもらいました。

あまりに素敵な滝澤さんの作品を見つけて、でも持ち合わせがなくて(鎌倉通いは基本的にお金がないときに楽しむ趣味です。電車賃ぐらいしかかからないからね)、春日さんに取り置きしてもらった作品を、給料が出てからいそいそとお迎えしに行った時も、何度かありました。

その後、春日のおじさんに、STAGE銀座でのガラス作家展を教えていただき、初めてお邪魔したのが多分三年前。

そして昨年、在廊されてた滝澤さんと初めて直接お話しさせていただいたときは、実は緊張しすぎて何話したかあんまり覚えてないのだ。ただただ、憧れの作家さんとお話しできたことが嬉しかったなあ

今年の展示では、滝澤さんが在廊されてるタイミングを教えていただき、2度ほどお邪魔して、今度は落ち着いてお話しできて、本当に嬉しくて。


ぜひ来年もお会いしようと、思っていたんだがなあ…交通事故かあ


来週の8月1日から、だいぶ収入の良い、新しい会社への入社が決まってて。これからがんばってお金稼いで、滝澤さんの作品、たくさんお迎えしてやるー、と意気込んでいた。その矢先の訃報でした。

L'ami de L'amiさんのブログで訃報が出たときは、正直目を疑いました。

今日の告別式も、最後のご挨拶に伺わなければという気持ちと、でも親族でもないのに差し出がましいのではないかという気持ちで迷いましたが、最近滝澤さんの作品を知ってくれた石友が背中を押してくれたので、ご焼香だけさせていただきました。

お式には、きれいな祭壇と、作品を飾った小さな展示机がありました。机には先日のSTAGE銀座での出展作品と、たぶん鎌倉の春日さんから引き上げたと思われる、見覚えのある作品(同じ作品がアトリエにあったのかもしれませんが)が、ささやかに飾られており。作家さんが亡くなられても、作品たちは、変わらぬ美しさで輝いておりました。

滝澤さんを惜しむ方も多くいらしており、やはり好かれていたのだなあと、思いました。あのお人柄ですから、お友達も多かったことでしょう。


滝澤さん。人柄も本当に明るくて話しやすくて。

何かいつもキラキラしてるような感じで。

でも普通のおばさんで。

作品のことを語るときは楽しそうでこちらも楽しくなり。

生み出された作品は美しく。

たくさんたくさん、ありがとうございました。

本当に大好きな作家さんでした。ご冥福をお祈りします。


※告別式の帰り道にツィッターに投降した内容に加筆してまとめてあります

※2018/7/30 追記
 知人経由で詳しい事情を聴くことが出来ました。
 静岡のあたりで、ツーリング中に追突されたとのことです。
 すでに記事消えておりますが、Yahooニュースの記事にもなったぐらいの玉突き事故だったとのこと。
 記事によると、旦那様の方は不幸中の幸いで軽傷だったとのことです。
 同じく記事によると、詳しい原因は警察で調査中とのこと。事故主は警察が確保しているようです。
 何が起こるかは、わからないものですね・・・。
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