#あの人の胃には僕が足りない [アニメ・コミック・ゲーム]
チョモラン先生待望のオリジナル単行本です。
コミティアで本を拝見させていただいてから、その得も言われぬ独特の世界簡易惹かれており、商業デビューされてからもその活躍を楽しみにしておりました。
で、待望の単行本です。
連載は読ませていただいてましたが、雑誌はどうもチェック漏れがあり、読み逃していた分も補完できました。
一見ラブコメで、実際ラブコメなんですが、そこは怪奇な世界を得意とするチョモラン先生。一筋縄ではいきません。
料理上手な小さな後輩少年と、いつもおなかをすかせている美人の先輩。二人を取り持つキーワードは。
「おいしそう」
なにがどうおいしそうなのかは読んでみてのお楽しみです。
話のつくりや舞台背景の独特さも魅力ですが、本作の魅力は何といっても、主役二人の表情の描き分けでしょう。
悲喜こもごも、千変万化する表情と心理描写は真に迫っており、読者のハートに訴えかけるものがあります。
とってもフツーじゃない二人で、はた目には突っ込みどころ満載なのですが、本人たちは、まじりっけなしの真剣なのです。
1巻まででは先輩の秘密や舞台背景の描写に紙幅が割かれていましたが、たぶん後輩君の身辺も普通じゃないんだろうな、と、ほとんど描かれていないながらも類推できるので、そのあたりの開示も楽しみです。
さしあたり、今月発売のモーニングツーで、単行本の次の話が乗っているのでそちらも楽しみですね。
今後が非常に楽しみな作品です。
2018-07-24 22:05
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