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違う世代の方とあれこれおしゃべりするのは楽しいもので [食・レシピ]

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今日は母上の誕生日、にかこつけて(笑)

浅草の老舗「前川」でうな重をいただいてまいりました。

でまあ当初二人で行くはずが、どう話が転がったのか、母のお友達と、母のヘルパー先のおばあ様との会食という流れに。

1月前ぐらいに予約入れて予定立てて、天気をにらみながら隅田川のほとりの老舗へ。

お友達の方はウナギ好きとのことで何度かご一緒させていただいたことはありますが、おばあ様は初対面です。

母からよく聞くのですが、こちらのおばあ様、なんでもお花をすごく上手に活けてらっしゃる、ある流派でもだいぶレベルが上の方だそうで。

また大変博識で、育ちもよく上品なうえに人柄もよろしいとのこと。

俺は自分と違う価値観、違う世界の方とお話するのが大好きなので、今日はどんなお話が楽しめるのかと非常に楽しみにしておりました。

でまあ、お会いしてみると、噂にたがわぬ素敵なおばあ様で。

かなりのお年でありまして、歩行などいくつかハンディをお持ちでらっしゃるということで、引率役としては万一にも事故がないようにと緊張しておりましたが。

確かに足元がおぼつかないところはありまして、歩き方もゆっくりではございましたが、はらはらしながら見ているのが馬鹿らしくなるぐらいに、大変元気なおばあさまでまあまあ。

むしろ心配のしすぎはよくないなと考えを改めてエスコートさせていただきましたが、それでもやはり万一があっては困りますので目は常に配るようにしつつ。

のんびりと隅田川の流れを眺めつつ、あれこれおしゃべりを楽しませていただきました。

他愛もないおしゃべりで、大それた話題が出るわけではなかったですが、まあ会話の弾むことはずむこと。

娘3人寄ればかしましいとは申しますが、年の差こそあれ、まさに娘三人といった具合で大変意義やかな会食となりました。

俺はほとんど聞き役、もしくは話題の提供役でしたが、期待以上に楽しませていただきました。

お食事の後は、浜離宮を散策しようという話になり、水上バスで川遊びなども楽しみましたが、あいにく天気が崩れ始めてしまい、軽く散策した後、新橋の喫茶店でお茶して解散という流れになりました。

お話をしていて舌を巻いたのが、まあ話し相手のことを実によく見て言葉を選ばれていることでしょうか。

会話術、という意識はないのでしょうが、相手を尊重し、尊重されながら進める会話というのは実に楽しいもので。

お話し始めて早々、年齢差のことなど忘れてあれこれしゃべっておりました。

よどみなくぽんぽんと言葉が出てくる辺りは、やはり蓄えている量が違うのだなあと、人生の先輩であることを感じたりもしました。

こんな風に年を取りたいなあ、と思わせていただける、素敵なレディでしたねえ。

楽しい一日でした(^^


お店は「坂東太郎 前川」

池波正太郎先生がひいきにされていたという老舗。

ウナギは身がしっかりとしていてあっさり目の味付け。

俺個人の好みで行くと、同じランクのウナギでは鎌倉の「つるや」の、こってりとろとろのウナギのほうが好きですが、こちらもさすがの老舗の味と香りでウウムとうならされるなど。

また母の世代になるとこちらのほうが好みらしく、俺以外は前川に軍配を上げておりました。

予約必要ですが、一度味わっておいて損はない、堂々の江戸前のウナギです。

ウェブサイト:http://www.unagi-maekawa.com/

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