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秘密公爵の本(iPad)-TRPGで役立つ(かもしれない)小物紹介・その四 [iPad]

ナイトウィザードを愛するGMなら、一度は言った事があるでしょう。

「全ては、この書物(シナリオ)に書いてある通り♪」

の台詞。

かくいう、ナイトウィザードを愛してやまないこのわたくしも、セッションのたびに口走っております。

さて、iPadをマスタースクリーンにするようになってしばらく。あるとき無一文さんは、ふと思いました。

「この、インターネットに繋がり、あらゆるデータが保存されているマスタースクリーン(iPad)に、リオンの書物の表紙柄のカバーつけたら”説得力”の3文字が付くんじゃね?」

とゆーわけで、自作iPadケースを作ってみた!

まずは出来栄え。こんな感じ。



Kansei1



Kansei2



いかがでしょう?このマスタースクリーンをスタンドで立てながら、おもむろに例の台詞を呟いたら、もうプレイヤーの嫉妬と羨望の眼差しを独り占めできる感じじゃありませんかね?(ニヤリ)

そんなわけで、今回の小物紹介は、自作iPadケース製作日記です♪

まずは材料。



Zairyou





素材となるプラスチックカバーは、秋葉原の裏路地で売ってる、千円ぐらいの安いヤツです。このレベルのものだと、特別な素材を使っていない単なるプラスチックなので、普通のプラカラーでも塗料が定着します。

大きなお店で売っている2~3千円ぐらいのヤツだと、汚れにくい特殊な素材を使っていたりするので、その素材にあった塗料を使わないと、簡単に塗料がはがれてしまうのですよね。

塗料は、ミスター・ホビーのアクリルスプレー塗料を用意。ただこれだけだとやっぱり塗料が落ちてしまうので、コート材として、同じくミスターホビーのトップコート剤のスプレーを使用します。今回は魔導書なのでつや消しを選びましたが、好みで光沢にしてもいいかもしれません。

あとは、スプレー塗装につかうマスキング材として、マスキングテープ数種と、ミスターホビーのマスキングゾル。それにマスキングの型紙の台紙として蝋紙(パラフィン紙、料理用のやつですね)のシートと、透明プラ版を用意しました。

図案に関しては、単純な幾何学模様なので自分で書いてもいいのですが、せっかくなので、実は今回のアイデアの取っ掛かりになった、みかきみかこ先生著の同人誌「STAR GAZER」(URL:http://homepage1.nifty.com/MIKAKI/)の裏表紙を使わせていただきました。



Zuann1



Zuann2



あ、えーと、二次利用なのでご本人さまに怒られたら製作したケースは廃棄の方向で(^^;;

まずは下書き作り。同人誌の裏表紙をスキャンして。



Zuann3



カバーの外側のサイズに合わせて調整し、モノクロで出力。これを透明プラ板の裏側にテープで止めて、固定します。



Sitajiki



次に、このプラ版の上にパラフィン紙をテープで固定して、その上にシート状になるように、幅広のマスキングテープを敷き、光に透かしながら、後ろの模様を写し取ります。



Utushi



後は、写し取った線の通りにデザインナイフで切り取るだけ。これでマスキング用のシートは出来上がり。

次にカバー側の準備です。
まずプラ塗装の基本という事で、素材のカバーを中性洗剤でよく洗います。これはカバーに油分や汚れが付着していると、塗料がはがれたり、残念な出来上がりになってしまうので、可能な限り汚れを落として綺麗な体にしてあげましょう。

次に、裏面の処理です。今回は透明プラスチックのカバーを使ったので、見栄えを良くするために、裏面に銀色を吹きます。その後、トップコート剤でちゃんと表面処理するのを忘れずに。



Uramenn



カバー表面にマスキングシートを貼り付けます。これが最終的な仕上がりに直結するので、慎重に行きましょう。

iPadの表面は曲面なため、平面のシートを貼り付けるのはそれなりに苦労します。ある程度のしわや寄りは後で修正可能なので、ここでは最終的な仕上がりがかっこよくなるように、全体的にバランスを見ながらはりましょう。

なお、マスキングシートをパラフィン紙から剥がすときは、デザインナイフの細い刃先を利用すると剥がしやすいです。刃物の先は細いので、マスキングシートとパラフィン紙の間にもぐりこませることが可能なのです。刃物の扱いは、手を切らないように充分注意してくださいね。



Masuking



さてマスキングテープですが、単に貼っただけですと、気泡やしわができます。スプレー塗装の場合、ここから予期しない塗料がはみ出しちゃうので、マスキングゾル(液状のマスキング材)を浸かって可能な限り目張りをします。



Maskingzol1



マスキングゾルが乾いた後、デザインナイフを使って塗装部分のゾルを剥がすことで、マスキング作業終了です。



Masukingkanryou



最後はいよいよメインイベント、表面塗装です。
塗り斑が出来ないように、塗装面から適度な距離(10~20センチぐらい)をとって、平均的に塗料を吹き付けます。一度に厚塗りせず、2~3度塗りで塗料を吹き付ける感じで塗装します。



Gold



塗料が乾いた後でマスキングテープをはがすと、意外にあちこちはみだしていますので、プラモ用のシンナーを、つまようじの先にしみこませて、はみ出た細かい塗料を根気よくはがします。
このとき、既に塗装した金色の部分をなるべく触らないように注意です。わりと指紋がばっちりついちゃうので、綺麗に仕上げたいなら、細かい所まで気を配りましょう。

最後に、トップコート剤を全体に吹いて、乾かせば完成です。
ここでも、一度に厚塗りすると見栄えが悪くなるので、全体に2~3度重ね塗りする感じでいくのがいいです。

コート剤とかは、吹くの失敗すると白くなっちゃったりするので、そういう場合は目の細かい紙やすり(1500番~2000番ぐらいのフィニッシングペーパー)で塗料を削って修正することが出来ます。


とまあ、こんな感じです。
同じような手段を使えば、それなりに苦労はしますが、自分好みのiPadケースを仕上げることが出来ます。

今回のアイデアを思いついた時点では、無一文は塗装やプラモに関しては全くの無知状態だったので、色々苦労しましたです。でも友達に色々聞いたり、昔読んでいたホビージャパンの記事を思い出したりしながら今回がんばって作ってみて、色々勉強になりました。

今回の製作期間は、試行錯誤や試作、勉強、失敗を含めて2ヵ月半ぐらい。でも一回やりかたを確立できれば、1週間ぐらい、費用は3千円しないぐらいで作成できるので、色々な柄に試してみてはいかがでしょう。

特に、iPadをマスタースクリーンに使っているGMの皆さんは、是非ゲームシステムにあった小粋なデザインや、アイデアを絞って遊んでみるといいと思いますよ。



ゲームの雰囲気も盛り上がりますし、GMのモチベーションも、俄然あがりますしね!ガンダムRPGやる人は、V作戦ファイルの表紙でケース作ったりすると熱いですよね!!


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